Last Updated on 2019年10月21日 by ぷーやん
「元本保証 高利回り 詐欺」とググると、いろんな事例がどんどん出てくる。
銀行金利以上を稼ごうと思えば、不動産であれ株であれ、必ず相場の変動リスクを受けるので元本が1ミリ足りとも減らないということは当然ありえない。
今回は、「元本保証・高利回り=詐欺」と言われているが、「本当に元本保証で高利回りはありえないのか?」ということについて書いてみる。
目次
- リスクの部分を運用者が負うことで、出資者の元本は守られる
- 優先劣後スキームというスキーム
- 「元本保証+高利回り」を可能にする「日本株ロングショート戦略
リスクの部分を運用者が負うことで、出資者の元本は守られる
世の中には銀行金利以上稼げる元本保証の運用商品は基本的に存在しない。
外貨預金は高い金利が付くが、為替レートの影響を受けるので元本保証ではない。
一方、世の中には元本保証をうたった高利回りの詐欺的な投資案件が多く出回り、大きな被害を被っている人も多い。
「大切な元本を減らさず、しかも確実に年利10%で運用」などと紹介され、胡散臭い思いをした人も多いだろう。
しかしリスクの部分を誰かが負うことによって、他の人の資金はリスクに晒される事無く守られるというスキームがある。
これが優先劣後スキームと呼ばれるものだ。
優先劣後スキームというスキーム
「優先劣後」とは聞きなれない言葉だが、不動産や債券などの証券化証券ではよく使われる商品設計の仕組みだ。
名前の通り、投資する際に、「優先」部分と「劣後」部分を分け、優先部分に投資すると、運用が上手くいかず損失が発生したときも、損失は劣後資金でカバーするので、元本保証が可能になるという特徴を持つ。
参考サイト
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優先劣後スキームは、不動産などある一定の期間内において大きく資産価値が下がらないと考えられるものにおいては、証券の発行元のリスクも限定されるので導入がしやすいスキームである。
「元本保証+高利回り」を可能にする「日本株ロングショート戦略
しかし残念ながら投資信託のような金融商品では相場変動のリスクが読めないので、リスクを絶対取らない運用者が優先劣後スキームを導入することはありえないだろう。
ならばリスクをある程度コントロールして許容範囲に収めることができるなら、変動の激しいマーケットでも優先劣後スキームは導入可能だ。
例えば「日本株ロングショート戦略」という投資手法は、優先劣後スキームに最適だ。
この投資手法は、買いと売りを同じ金額で仕掛け、マーケットの変動を受けずに、1日の価格変動を狙ったもの。
リスクが極めて小さいので、僕自身も優先劣後スキームを利用して、家族や身内の資金を元本保証で運用している。
多くの人が資産運用に及び腰なのは、元本が割れる恐怖があるからだ。
世の中に沢山ある投資信託も、こういうスキームを導入してくれれば、運用でお金を減らす心配がなくなり、資産運用を始める人は爆発的に増えると思うのだがいかがだろうか。
まとめ
- リスクの部分を運用者が負うことで、出資者の元本は守られる
- 優先劣後スキームというスキーム
- 「元本保証+高利回り」を可能にする「日本株ロングショート戦