Last Updated on 2019年10月23日 by ぷーやん
「ぷーやんさん、どうすればFXでお金が増えますか?FXで幸せになりたいんです」
投資の初心者によく聞かれることがこれ。
僕の答え
「お嬢さん、FXはおよしなさい」
今回は、「初心者がFXで儲けて幸せになる方法」について書いてみる
目次
- FXで勝つには、鬼の努力と情熱と時間が必要
- FXはゲームセンターではない
- 幸せになる為にFXをやっているのに、現実はFXで不幸になっている
- 苦労して難しい市場で稼ぐより、簡単な市場で稼ぐ方がはるかに効率的
FXで勝つには、鬼の努力と情熱と時間が必要
鬼の努力と情熱と時間を費やせれば、FXで幸せになれるかもしれないが、その頃にはもはや、あなたの寿命が尽きているかもしれない。
人生の大半を、楽しいことに費やすのではなく、チャートと睨めっこすることに費やす情熱があるのなら止めはしないが、そうでなければFXではなく、違う幸せを探すべきだ。
FXは24時間動いているので、ちょっとしたコツを掴めばいつでもチャンスがあり、簡単に儲けることができると考えている初心者はが多い。
FXはゲームセンターではない
彼ら彼女らの感覚はゲームセンターでUFOキャッチャーのコツを掴めば、商品がゲットできるのと、FXで勝つのは同じ程度くらいにしか考えていない。
世界中の天才がFXで勝ち続けることができないのに、ど素人は少し勉強したくらいで勝てると思う。
FXでたまたま勝つと溢れんばかの自信が湧き、これがいつまでも続いて「ひょっとして億いくんじゃね?」という妄想に駆られる。
無意味な証券会社の口座をコレクションし、ディスプレイは無駄に増え、経済通だと勘違いし、キャッシュバック以上の損失を出す...等々の行為は、あなたにも経験があるだろう。
幸せになる為にFXをやっているのに、現実はFXで不幸になっている
結局、為替市場があなたにくれたのは、「市場に募金をする仕事」以外の何物でもないことにボロボロになってようやく気付くのである。
今から6~7年前くらいに、証券会社がトレーダーを集めて座談会を企画したことがあり、僕も呼ばれたことがある。
何を話してもいいと言われたので、「みんな幸せになる為にFXをやっているのに、現実はみんなFXで不幸になっていますよね」と一発目に発言したとたん、周りにいた証券会社の営業部長や取材に来ていた雑誌のライター、カメラマンは凍り付いた。
こういう場が初めてだった僕は、空気が全く読めずにその後もFXがいかに勝てないかということを延々と話し続けた。
その時の座談会の雑誌を今でも持っているが、座談会の時間の大半を僕が話していたにも関わらず、僕の発言した記事は全5ページの中でわずか3行だったw。
苦労して難しい市場で稼ぐより、簡単な市場で稼ぐ方がはるかに効率的
為替市場というのは株や先物と違い、完全なランダムウォークの世界で、その世界で勝者になることは極めて難しい。
相場で成功している人は、ほとんど株や先物のトレーダーだという現実が物語っているように、苦労して難しい市場で稼ぐより、簡単な市場で稼ぐ方がはるかに効率的なのだ。
株や先物市場というのは、FXのようにブローカーとの相対取引ではなく、あくまでも取引所で売買される。
だからFXのように証券会社事に違ったプライスが提示されこともなく、全ての証券会社で同じプライスが提示される。
また取引が開始される寄り付き値と終了する大引けの値は、唯一売りも買いも同じ値で取引できるので、これを利用するとFXのようなスプレッドが発生せず、これだけで有利な売買が可能になる。
更に取引時間が決まっているので、デイトレに絞れば時間的なリスクも軽減できるし、相場のクセを見つけやすいので、複数のトレード戦略を簡単に構築でき、再現性も高い。
まとめ
- FXで勝つには、鬼の努力と情熱と時間が必要
- FXはゲームセンターではない
- 幸せになる為にFXをやっているのに、現実はFXで不幸になっている
- 苦労して難しい市場で稼ぐより、簡単な市場で稼ぐ方がはるかに効率的