Last Updated on 2023年6月13日 by ぷーやん
日本の国民食牛丼
僕もよくお世話になっている。
何しろ席について注文してから出てくるまでのスピートが半端ではない。
この前すき家に食べに行ったときは、注文してからわずか30秒で出てきた。
カップラーメンでも3分待たないといけないのに。
恐るべし牛丼チェーン・・・
今回は2大牛丼チェーンのすき家と吉野家の株を使った牛丼ロングショート運用をご紹介する
目次
- どこの駅に降りても駅前の風景は同じ
- すき家と吉野家の株価比較
- 牛丼ロングショート投資
- 日中(9時から15時)のロングショート戦略
- 夜間(15時~翌朝9時)のロングショート戦略
- ロングショートせずに、すき家だけを仕掛ける
どこの駅に降りても駅前の風景は同じ
日本では基本的にどこの駅に降りても「ハンバーガー屋、ラーメン屋、牛丼屋」の3点セットは必ずある。
初めて降り立った駅でも、この3点セットのお店が必ずあるので、「はて、この駅、前に降りたことがあったっけ?」と勘違いしてしまうほど、駅前の風景はみな同じである。
特に牛丼は「はやい、安い、うまい」の代名詞で、世界を見渡しても500円以下でここまでのクオリティを提供する飲食店は、日本だけだろう。
日本に来るガイジンは、ガイジン目当てにぼったくる「なんちゃって日本食レストラン」などへ行かずに、牛丼屋へ行くべきである。
きっとそのコストパフォーマンスに腰を抜かすことであろう。
すき家と吉野家の株価比較
牛丼チェーンのライバル店である「すき家と吉野家」の株価が気になったので調べてみた。
しばらく、すき家に負けていた吉野家だが、最近は急上昇し、現在株価は両社ともほぼ同じ水準だ。
グラフで見ると同じような動きに見える株価推移だが、2銘柄の相関は0.44とそれほど高くない。
もう少し相関が高いかなと思っていたがちょっと意外。
しかし同じ牛丼をメインに勝負する会社同士、何かしらの因果関係があり、そこから発生する価格の歪を利用してうまく運用できないかと思案する。
牛丼ロングショート投資
そこで以下のようにこの2銘柄をロングショートする運用を考えてみた。
名付けて、牛丼ロングショート運用
ロングショートについてはこちら
↓
【投資手法】日本株ロングショート戦略で安定した資産運用を目指す
まずはトレードする時間軸を日中と夜間に分けてみる。
日本のマーケットは、日中は下がり、夜間は上昇するという、いびつな傾向があるので、時間軸を分けてそれぞれ違うトレード戦略を立てるのは極めて重要である。
日中(9時から15時)のロングショート戦略
ルールは単純だ。
すき家を買い、吉野家を売る。
寄り付きで仕掛け、大引けで決済。
これを毎日繰り返すとこのようになる。(2014年~2019年11月現在、単位100株)
↓
損益 +110,100円
日本のマーケットは日中は売りが有利だが、ロングショートはヘッジしているのでこんな単純なロングショートでも利益になっている。
次に夜の時間帯でも同様にロングショートをしてみる。
夜間(15時~翌朝9時)のロングショート戦略
夜間は昼間とは逆のパターンで仕掛けるとうまくいく。
すき家を売り、吉野家を買う。
大引けで仕掛け、翌朝の寄り付きで決済
これを毎日繰り返すとこのようになる。 (2014年~2019年11月現在、単位100株)
↓
損益 +117,400円
こちらもヘッジが利いて、なかなか良い感じで利益になっている。
2銘柄の買いと売りの組み合わせが、日中と夜では逆になっていることは極めて興味深い。
牛丼銘柄のアノマリーなのだろうか?
相場を検証すると本当に面白い現象が多く見つかる。
テクニカル指数をこねくり回している限り、決して発見できない事実である。
ロングショートせずに、すき家だけを仕掛ける
次に2銘柄をロングショートせずに、すき家だけを仕掛けたらどうなるだろうか。
例えば、すき家を「日中買い、夜間売る」という売買をしてみると
(2014年~2019年11月現在、単位100株)
↓
損益 +145,200円
そこそこ利益になりそうだが、ブレが大きすぎるようだ。
はやりロングショートでヘッジしたほうが、損益が安定するし、買いか売りのどちらかの片張りだと、マーケットの急変時には大きな損失を被ることになる。
ロングショートはこうした面からみても、極めてメンタルに優しい運用手法だといえる。
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