Last Updated on 2023年6月13日 by ぷーやん
証券会社の株式手数料がどんどん無料になっていく。
取引コストがタダなら、株のロングショートは最強だ。
取引コストがゼロという事は、相場から生じるわずかな歪さえも利益にすることができるのだから、これはもうやらない手はない。
今回は株の売買手数料がタダになったことでできる株のロングショート戦略のご紹介。
目次
- 無料化の流れが加速する証券会社の手数料
- 手数料が0円なら、やはりここはロングショートで運用
- 数カ月間保有のスイングなら、1銘柄ペアでもロングショートできる
- IT関連の銘柄を選んでロングショートしてみる
- ロングショートセミナー(無料)のお知らせ
無料化の流れが加速する証券会社の手数料
アメリカではすでに株の売買手数料は無料になっているオンラインブローカーがどんどん出てきているが、日本でも無料化の流れが止まらなくなってきた。
僕がメインに使っている松井証券は、1日に50万円以下の取引なら、デイトレに限らず数カ月のスイングトレードにおいても手数料が0円になるという。
手数料が0円ということは、相場のわずかな歪を取るだけで利益になってしまうという、極めて画期的なこと。
手数料が0円なら、やはりここはロングショートで運用
有望株の長期投資もいいが、折角手数料が0円になるので、やはりここはロングショートで機動的にガンガントレードしてみたい。
ロングショートは、 短期で小さな利益を安定して積み重ねることができる反面、取引数が多いので手数料がネックになっていたが、もはやその心配は無くなった。
今までは1日の取引金額が10万円以内が手数料無料だったが、これが50万円まで引き上げられたので、ロングショートで組み合わせ可能な銘柄も飛躍的に増えた。
数カ月間保有のスイングなら、1銘柄ペアでもロングショートできる
株のロングショートは組み合わせペアを増やすのが基本で、組み合わせが少ない場合は、デイトレで利益を出すのは難しい。
しかし数カ月間保有するスイングトレードを使い、1つの組み合わせでもうまく株価の歪を捉え利益を出すことが可能になる方法を考えた。
1日以上のポジションを保有する場合、今までは手数料のコスト負担が大きく、わずかな利幅を狙うロングショートは利益にならなかったが、今後は数カ月間保有しても手数料がゼロになるのできちんと利益がでるようになった。
IT関連の銘柄を選んでロングショートしてみる
まずはIT関連の銘柄を選んでロングショートしてみよう。
銘柄ペアはネット業界のライバル「楽天とヤフー」
ロングショートするにはなかなか面白そうな銘柄ペアだ。
ポジションの保有期間は1日から最大3か月半程度。
売りも必要なので信用取引を使う関係で、レバレッジは3倍にできる。
ロングショートはまず2銘柄の株価をおおよそ同じにするところから始める。
12月現在の株価は、楽天が931円、ヤフー(Zホールディングス)が401円
この銘柄ペアの場合、楽天100株に対し、ヤフーは200株にする。
売買代金は、楽天93,100円 + ヤフー80,200円=173,300円
約定ベースでの取引額は50万円以内なので、手数料はもちろん無料。
ちなみに約定ベースの取引額が50万円を超えると手数料が発生しコスト負けするので、期待値はマイナスになり損失が発生する。
必ず50万円以内に収まる銘柄ペアを選択する必要がある。
50万円以下の組み合わせ可能な銘柄ペアは、探せばいくらでもあるので、業界をリードするライバル企業を目安に選択すればいい。
それでは早速検証してみよう。
まずは楽天を買い、ヤフーを売るポジションを組んだ時の損益の推移を見てみる。
2014年~2019年11月現在
↓
楽天を買い、ヤフーを売り続けると下降モードになっているのを確認する。
次に、この2銘柄のロングショートした場合の損益の動きを注意深く監視し、2銘柄の損益のモメンタムが上昇モードなら買い、下落モードなら売るという戦略を立てる。
そしてサインが出る度にドテンを繰り返す。
この場合のドテンとは、「楽天を買い、ヤフーを売る」のポジションから、「楽天を売り、ヤフーを買う」という逆のポジションに入れ替えることをいう。
最長で3か月以上も同じポジションを持つスイングトレードなので、トレードはあくせくせず、実にまったりとしたトレードができる。
2014年~2019年11月現在
↓
損益 +204,560円
勝率 51.5%
最大ドローダウン 52,200円
- 信用取引の証拠金(12月現在) 60,000円(180,000円÷3)
- リスク資金(20%) 261,000円(52,200÷20%)
- 投資資金計 321,000円
- 平均年利 10.6%
ロングショート戦略は銘柄選択が肝になるが、うまく銘柄選択できると、単純な戦略でもうまく機能する。
今回は楽天とヤフーという、ネット企業を代表する銘柄を選択したが、同じような業界の銘柄を選択することで、同じことができる。
ロングショートの最大の利点は、海外のマーケットの影響を受けて相場が乱高下してもドキドキすることなく、顔を青ざめることもなく、暴落した株価を見て気が狂うこともなく、涼しい顔で相場を眺めることができることだ。
相場の経験が浅いと、自分の持っているポジションが気になり、仕事も手につかないほどメンタルに支障をきたす人は多い。
そもそもこういう人は、最初から相場をやらないほうが良いのだが、ロングショートなら相場の動きに翻弄されることが無くなるので、買いか売りかの片張りポジションよりも、はるかに楽なメンタルで運用を続けることができるだろう。
トレードは継続してなんぼである。
相場をやりたいが、どうしてもメンタルが弱くて悩んでいる人にとって、ロングショート戦略は極めて有効な投資手法だと言える。
今回ご紹介したロングショートを数カ月のスパンで運用し、手数料が無料という大盤振る舞いは松井証券だけ。持っていない人は今すぐ口座開設しておこう。
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ロングショートセミナー(無料)のお知らせ
※定員になりましたので受付を終了しました
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日時 12月21日 12時~13時30分(受付 11時30分~)
場所 wework晴海
〒104-0053 東京都中央区晴海3-10-1 Daiwa晴海ビル2F WeWork内
費用 無料
定員 6名(定員になり次第締め切り)
締め切り 12月18日
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