Last Updated on 2020年1月27日 by ぷーやん

中国の武漢発のコロナウィルスの感染拡大で、だんだんとヤバいモードになってきた。
中国では春節休暇が始まり、今年も大量の中国人観光客が押し寄せるのにびびっていたが、中国政府が海外の団体旅行を中止すると発表して少しほっとする。
バイオハザードになった中国の都市
しかし都合の悪いことをひた隠しにする中国共産党が、形振り構わず封鎖の強硬手段に出ていることを考えると、我々がメディアで知っている情報以上に事態は深刻だと思うのが普通だろう。
武漢封鎖の為には、高速道路から逃げないようにこんなことも普通にしているようだ。関越自動車道で同じことやったらどうなるんだろう・・
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ウィルスで武漢が閉鎖され、マスク関連の株価が気になる
相場で生きている人間としては、こういう一大事が起こるといつもマーケットへの影響を一番に考えてしまい、感染拡大の心配よりも株価の方が気になるという、何とも悲しい心理が働く。
マスクを手掛ける会社、除菌製品を販売する会社、 うがい薬を取り扱う 会社、 ドラッグストア 等々が連日のストップ高の祭りになっている。
特に米国立労働安全衛生研究所では、N95という規格のマスクをインフルエンザや結核、SARSなど重度な感染症対策用として推奨しており、マスクの原材料メーカーの株価は爆発しているようだ。
富士紡績
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ダイワボウ
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シキボウ
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この祭りがいつまで続くのかはわからないが、中国共産党の混乱を見ると、危機はすぐには収まりそうもない感じがするので、しばらくはこれらの会社の株も上がり続けるのだろうか。
「おおー、スゴイ上がってるじゃん!そういえば少し余っているお金があるから、シキボウでも買うかなー」と鼻の穴が広がっているあなた。
これからまだまだ上がるかもしれないけど、今が天井かもしれないのでくれぐれも自己責任で・・・
当て物で株を買うか、システムトレードで株を売買するか
しかしこういう当て物の株式投資は楽しめる反面、資産運用と呼べるのかどうかは難しいところだ。
当て物=博打、という構図は昔から何も変わらないが、未来の大化けする株を夢見て株式投資する人は相変わらず後を絶たない。
これと対極なのがシステムトレードで、多くの銘柄の中から宝探しをするのではなく、極端に言えば一つの銘柄だけの値動きを見て、売買を何度も繰り返すトレード手法もシステムトレードの特徴の一つだ。
例を挙げよう
これはタイヤメーカーのブリヂストンの2014年からの株価だ。
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株価の動きは全く冴えない。
タイヤメーカーの主なお客さんである自動車メーカーは、世界的に車が売れなくなってきており、車自体が今大変な変革期を迎えている。
当然、自動車メーカーにタイヤを売るブリヂストンの将来性もあまり期待されていないのは、株価の推移を見れば明確だ。
このチャートを見て、「よし、ブリヂストン株買うぞ!」と買い注文を入れる人はまずいないだろう。インサイダー情報でもあれば別だか・・・
しかしこの冴えないブリヂストン株の値動きを分析して、システムトレードを頻繁に繰り返すとこうなる。
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銘柄にはそれぞれ値動きのクセや法則性があるので、出来高や直近のトレンド、上昇率などをカーブフィッティングに注意して分析し、値段のひずみを見つけることができれば、複数の銘柄から宝探ししなくても、一つの銘柄だけの売買で利益を出すことができる。
2014年からブリヂストン株を持ち続けるバイアンドホールドでは、利益率+4.5%に対して、システムトレードで売買を繰り返した場合は、+165%とかなりの差になる。
株で儲ける方法は、穴の空くほど会社四季報を読んだり、ネットや雑誌から情報を仕入れて宝探しするのも良いが、たった一つの冴えない株価の銘柄をシステムトレードを使って儲ける方法もある。
システムトレードの最大のメリットは、無駄な宝探しをする必要がないということ。
僕ならマスクの会社を買うよりも、ブリヂストン株を毎日トレードしたい。
今日も、「相場は僕のATM!?」に来てくれてありがとうございます。
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