東日本大震災が発生した時間の株式市場はどんな値動きだったのか?

Last Updated on 2020年2月17日 by ぷーやん

東日本大震災の日の株式市場はどんな値動きだったのか

フクシマ50という映画が近日公開されるそうだ。

渡辺謙と佐藤浩市が出演すると聞くだけで、とても濃い内容なんだろうなと想像する。

ファンドラップ口座という地獄への道

何気に佐藤浩市好きなんだよね♪

なんか寡黙で余計な事一切言わず、出しゃばることなく、常に信念をもって本質を求めているみたいなイメージが。爪の垢を煎じて飲まないとw

何の偶然か知らないが、悪名高いファンドラップ口座のCMに二人とも出ているのはどういうことなんだろう?

ファンドラップ口座というのは、簡単に言えば、お金を運用のプロ(と言われている人?)に丸投げして運用してもらう口座の事。

お金の運用で頭を使いたくない富裕層には結構人気のようで、ブランドを前面に押し出した大手の資産運用会社が、一生懸命にお金持ちを取り込もうと必死で宣伝している。

渡辺謙や佐藤浩市は、ファンドラップ口座に呼び込むための極めて重要なイメージキャラクターなんだろうなー。安心・堅実みたいな・・。

ファンドラップの運用実態はよくわからないが、周りのファンドラップやっている小金持ちの友人・知人に聞くところでは、結構飛ばされた人がいるので何だか「うーん」という感じ。

彼らのようなキャラクターを使い、 安心・堅実をアピールしたいという裏側には、いかに運用会社の運用が安心・堅実ではないかを物語っているようにも見える。

そういえば以前、旧ブログでこんな記事を書いたこともあったっけ。

しかし、謙さんも浩市さんもよくこんなCMキャラクターを受けたよなあ。いらんお世話かもしれんけど、このお二人の安心・堅実のイメージが悪くならないことを祈るばかりだ。

渡辺謙、大和証券のファンドラップ口座CM

佐藤浩市、三井住友信託のファンドラップ口座CM

フクシマ50は絶対に見たい映画

話を戻して、お二人が出演する「フクシマ50」の映画のお話。

フクシマ50は、2011年3月11日に発生した大地震で福島第一原発の事故が発生した後も残った約50名の作業員に対し、欧米など海外メディアがヒーローとして与えた呼称だ。

あの地震で原発がどういうことになったのかという説明は、もはや不要だろう。

僕は当日、埼玉の自宅にいたが、本当に死を意識するような巨大地震だった。恐らく関東から以北に住んでいる人は、皆同じような体験をされたはずである。

こういう大災害が起こると、過去の命令系統や処理のプロセスなどが適切であったかどうかという検証が行われるが、当時の民主党政権の菅直人首相のトップダウンの対応がいかにダメダメだったかというのは、すでに多くの人が知るところ。

一方、津波で原発の電源が喪失し、真っ暗闇の中に残された社員は、放射能を全身に浴びて即死するかもしれないという凄まじい恐怖に直面していた。我々には想像すらおぼつかない事が現場では起こっていたのである。

死を覚悟し、心の中で家族に別れを告げ 、自ら志願して原発の建屋に残った50人は何を想い、どんな精神状態ですごしたであろうか。

そんな恐怖と不安ではち切れそうな精神状態にも関わらず、自分を犠牲にしてでも、他の人を救うための使命感から放射能漏れの建屋に居残りを決意した50人。

フクシマ50
これは見ないと・・・

東日本大震災の日の株式市場はどんな値動きだったのか

2011年3月11日、14時52分。

日本の株式市場が終了する15時直前に、大地震は起こった。

日本のマーケット終了間際に発生した大地震は、その時どのような値動きだったか、もう一度振り返ってみる。

地震発生時のマーケットの動き

公式には地震発生は14:52分とあるが、マーケットが反応したのは14:47と公式発表よりも5分ほど早い。もはや記憶にないが、恐らく最初の強烈な揺れが発生した時間であろう。

この動きを見ると、いかに多くの人がマーケットを監視し、天変地異などの異変に瞬時に反応しているのがわかる。

こうした猛者と相場で戦わなくてはならないと考えた場合、素人に毛が生えたくらいのスキルと根性では相場で利益を上げることなど到底不可能に近いとも言える。

そして地震発生から翌日の朝までのマーケットの動き

地震発生から市場がクローズするまでの10分足らずの間では、正確な情報が十分に伝わらず、マーケット関係者が右往左往している間に取引が終了した。こうした心理状況が終了間際のチャートに表れている。

その後、ナイトセッションが始まる16時30分まで間に、テレビの映像などで次々と現地の情報が伝わるにつれ、「こりゃマジにヤバイぞ!」と一気に悲観論の空気が支配的になり、日中の取引終了時から一気に値を下げてナイトセッションが始まった。

地震発生から1か月の値動きを見ると、地震発生から2日目に最大20%近く日経平均は下落したが、その後急激にリバウンドしてる。

マーケットはいつも悲観論と楽観論の間で、疑心暗鬼になった人達の買いと売りが激しく交錯する。

しかしいつの時代も言えるのは、マーケットが総悲観論で埋め尽くされた時、まさにそこは絶好の買い場になるということである。

ちなみにこの時期の225とTopix先物システムのデイトレのサインは以下のような感じ(赤字はショート、黒はロング)。

地震発生後はさすがにヤバいかなと思ってサインが出ても躊躇しそうになったが、結局、地震のあった3月は大きな損失を出すどころかプラスで終わった。システムって凄い。

イギリスのブレグジットや米中貿易摩擦、コロナウィルスなど、毎年マーケットに大きな影響を及ぼす出来事が後を絶たない。

サステナビリティ(持続することができる)が盛んに叫ばれているが、相場の世界でサステナビリティは実現できるのだろうかは、永遠の課題である。

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