Last Updated on 2020年2月29日 by ぷーやん
コロナウィルスによる感染拡大の脅威が日々高まる中、ホテルの宴会やセミナーなど人が集まるイベントは次々とキャンセルが相次ぎ、企業も都内のあるオフィスに出勤せずに、自宅で仕事をするテレワークに切り替えている。
ウィルスが怖いので巣ごもりする人が増え巣ごもり銘柄は人気化するか?
GMOなどは試験的に2週間程度、全社員が渋谷のオフィスに出勤せずに自宅でのテレワーク勤務を実施したところ、業務や売り上げなどの業績には何の影響もなかったという。
期間が限定的なので簡単には言えないが、わざわざオフィスに集まる必要がなくなるのであれば、オフィス家賃などの必要経費が無くなり、企業の業績は一気に向上するだろうし、逆にオフィスを提供する不動産会社、オフィス賃料を配当原資にするREITのETFなどは暴落する可能性がある。
社員にとっては「毎日地獄の通勤電車に耐えながら、都内に勤務していたのは何だったのか?こんなことなら早くやれヨ」と陰口が聞こえてきそうである。
オフィスに行かず家で仕事ができ、満員電車に乗る必要が無いだけで、一体どれだけの人が幸せになるだろう。
電車の中でゴホゴホと咳き込む様なら、周りから針を刺すような視線を浴びせられ、咳が出そうになると、必死で咳を肺の中に押し戻す人もいる。
もう本当に風邪など絶対にひけないムードになってるよね。
こうなると、下手に外出してウィルスをもらうリスクを避けようと、休日でも自宅で過ごす人がどんどん増える。
タダでさえネット社会で巣ごもりが増えているのに、ウィルスの影響で巣ごもりする人が今後、爆発的に増えそうな気配である。
巣ごもりが増え、上がる銘柄と下がる銘柄があぶり出されるのか?
相場関係者はこうした事態をいつも金儲けにできないかと不謹慎なことを考えるものだが、みずほ証券は、こうした巣ごもり銘柄を買い、逆に巣ごもりによって打撃を受ける映画配給会社、航空会社や外食関連銘柄を売るというロングショート戦略を提案しているようだ。
ロングショート戦略とは、名前の通りロング(買い)とショート(売り)を組み合わせて、マーケット全体のリスクを避け、2銘柄間で発生する価格の歪を利用して利益を狙う戦略だ。
巣ごもり消費の恩恵を受ける銘柄例として、ネット出前の出前館、wowow、ゲームのスクウェアエニックスなどがある。
こうした巣ごもり銘柄を買う一方、ヘッジとして東映、ANA、すかいらーくなどの銘柄を売るロングショート戦略だ。
ウィルス拡大による巣ごもり現象は当面は続くだろうし、こうしたテーマ型でヘッジする投資はなかなか面白いのではないだろうか。
巣ごもり関連銘柄が今後どうなるかに注目したい。
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