【株式投資】株を買うよりもトウモロコシを買った方が儲かる?

Last Updated on 2022年1月30日 by ぷーやん

コロナ相場の爆上げは、株やビットコインばかりに目が行きがちだが、とうもろこしなどの商品先物市場もえらく盛り上がっているようだ。

とうもろこしは、株よりも低迷期間が少し長く8月までは大きく落ち込んでいたが、その後は+46%もの爆上げで、S&P500指数が+13.12%なので、株を買うよりもトウモロコシを買った方が儲かるという記事があった。

これは2010年からのチャートだが、〇で囲んだ直近の噴き上がりが凄まじいことになっている。


うーん、トウモロコシまでは目がいかなかったなあ。

昔、アメリカの商品先物取引会社でとうもろこしをトレードしたことあるけど、その会社潰れちゃって、証拠金が返ってこなくてエライ目にあった事があるので、なんかそれ以来とうもろこしの名前聞くだけでトラウマになってしまった・・

しかし値動きを良く見ると、結構上限に激しく動いているようで、ボラティリティが高いのがわかる。

とうもろこしの日足ベースの値幅の分布を見ると、大きな変動示すリターン頻度分布の裾野が厚くなる、いわゆる「ファット・テール」を形成している。

つまりグラフの両端が長くなるほど「ファット・テール」になり、正規分布から大きく外れるので、こうした特性のある商品は、ブレイクアウト系のモデルに極めて適合する。

それならということで、とうもろこしにブレイクアウトモデルをはめ込んでみることにした。

その結果がこれ
2010年~2011年1月現在

勝率72%で33,000ドルもの利益を叩き出している。
ドテンを繰り返すモデルだが、勝率が異常に高いので驚いた。

トウモロコシの値動きはトレンドを形成する時期が短いので、基本的には押し目買いや戻り売りのタイミングを上手く拾うことで機能するが、昨年8月からの急激な上昇局面では、うまくタイミングが合わないようで、直近ではドローダウンが続いている。

現在は2010年からの最大ドローダウンを更新した所だが、そろそろこの辺りから大きく挽回するのではないかと僕は思っている。

あくまでモデルの確率の平均回帰を期待してのものだが、うまくいく可能性は高いと思う。

こういう「ファット・テール」に見られるような商品の特性を理解することは、金融商品ごとに、どういうモデルがうまく機能するかというのが予想できるので、トレードでは大いに役に立つ。

トウモロコシ、ずっと触っていなかったけれどもそろそろやってみようかな・・

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