【株式投資】Topixから「なんちゃって東証1部銘柄」が除外されるとどんな影響があるのか

Last Updated on 2022年1月30日 by ぷーやん

東証がTOPIXの改革を始めるようだ。

これってたぶん今後大きなインパクトになるのではないだろうか

何でTOPIX改革を始めると大きなインパクトが起こるかというと、日銀のETF爆買いがその原因だ。

東証1部の全銘柄が組み込まれたのがTOPIX指数。

日銀がETF爆買いをすると、東証1部に上場している限りどんなボロ株でも一緒に買われてしまうために、経営状態が悪くても株価が上がってしまうという珍現象が起こっている。

この中には流動性が極端に低く業績の悪い銘柄も混ざっているので、内容を知れば買いたくない銘柄もどさくさに紛れて買われてしまうのだ。

そして現在のTOPIXに混ざっているこうしたどさくさ銘柄が除外されてようとしている。

流通している株式の時価総額が100億円に満たない企業は除外されるようで、準備期間をおいて2年後くらいには何と3割にあたる600銘柄程度が除外されるという。

現状より3割も除外されると、TOPIXは相当内容が変わるだろう。

一番影響を受けるのはNT倍率当たりだろうか。

NT倍率とは、日経平均株価をTOPIX指数で割った倍率のことで、現在このNT倍率が一本調子でどんどんと上昇を続けているという異常な値動きになっている。

これは2008年からのNT倍率の推移

10.2倍で始まったNT倍率は今日現在で15.4倍まで上昇し、今なおトレンドが下がる傾向はみられない。

NT倍率が上昇するということは、N(日経平均)がT(TOPIX)よりも強いということを表しており、明らかに大きなマーケットに大きな歪をもたらしている。

しかしTOPIXに組み込まれている「なんちゃって東証1部銘柄」が今後除外されることでTOPIX指数が強くなるので、おそらくこうした歪は解消されると思われる。

とすると、現状の異常な高値圏になるNT倍率がやがてピークを迎え、大きく下落するタイミングをうまく捕らえることが出来れば大きな利益のチャンスがある。

TOPIXに紛れ込んでいる「なんちゃって東証1部銘柄」は今後徐々に指数内の構成比率が下がっていくので、今からNを売りTを買う戦略がおいしくなりそうな気がする。

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