Last Updated on 2022年1月30日 by ぷーやん
カーボンニュートラルだのESGだのと世間は環境モード一色で、投資の世界でも化石燃料など使っている企業には投資しないという方針のファンドが増えている。
このような情勢から、化石燃料である原油の値段は今までさんざん安い価格で放置され、「もう原油価格は上がることはないだろう」とさえ囁かれていたほどである。
しかし最近起こっている原油の値動きは、こうした化石燃料絶滅の雰囲気を吹き飛ばしかねないほど、鬼のような上昇を続けている。
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コロナショックで今後の相場の動きに疑心暗鬼だった昨年の4月には、一時的ではあるが原油はマイナス価格になるという前代未聞の事が起こった。
価格がマイナスということは、理屈ではお金をもらって原油を調達できるということになる。
正確にはこの現象は原油の先物で起こった現象だが、この時原油がプラスからマイナス価格に突入するのをライブで見ていたトレーダーがいて直接話を聞いたことがある。
そのトレーダーは、原油が0付近まで下がった時に「これはチャートの表示が壊れているのでないか?」と思ったそうだ。
おそらくライブでこの動きを見ていたら、僕も同じ感想だっただろう。
そしてこのトレーダーは、意を決して猛烈に価格が0の原油に猛烈に買い注文を入れまくった。
約定していれば、その後莫大な利益になるはずであったが、残念ながらこの間にいくら買い注文を入れても約定することは一切なかったという。
どうやら取引システムがマイナス圏に突入した原油価格に対応できずにエラーで注文を受け付けなかったらしい。
その後、コロナ禍で経済の停滞が長引くと予想され、飛行機や車の移動が制限され、更にカーボンニュートラルを推奨する人たちの声が高くなるにつれ、原油の価値そのものが疑問視されるようになった。
しかし今の相場はどうだ。
一時マイナス価格の原油が60ドルを超えるまでに噴きあがっている。
WTI原油先物のブレイクアウトシステムは昨年11月から買いポジションを継続中。
858円→1155円(+34.6%)
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原油は再び100ドルを目指す動きになるかもしれんねー。
カーボンニュートラルなどクソくらえ!GOGO原油
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