Last Updated on 2022年1月30日 by ぷーやん
アメリカのバイデンが一人1400ドルの給付金のバラマキを始めたが、この給付金を生活費の足しにする人がいる一方で、株に投資する人が急増している。
アメリカ人の25~34歳の実に半数の人が、給付金を株に投資するそうだ。
その株の銘柄選択も、企業の実力を分析して将来像を見据えて長期投資するといった伝統的な株投資法ではなく、SNSで盛り上がって急騰している得体の知れない株に全額をぶち込むという人が多いのだ。
例えばSNSレディットで今でも盛り上がっているゲームストップという株があるが、こうした株にガンガン投資している。
ちなみにゲームストップ株は完全にカジノ相場になり、上を下への乱高下を繰り返している。
親は50歳を過ぎても未だに苦しい生活から抜け出せず、子供から見たら同じ道をたどりたくないという想いが、「株で一発当てたい」という思考になり、こうしたカジノ相場を形成する株に向かわせるのだろう。
今の時代は株式売買の手数料が無料になり、スマホで簡単に仕手株情報などが手に入り、昔と比べて株式投資のハードルは極めて低く、今や小学生でもミニ株を買うような時代である。
SNSにはゲームストップなどで勝負して儲かった人たちの「医療費が払えた」、「学生ローンを完済した」などのコメントがずらりと並ぶ。
こういうコメントを目の当たりにし、そこに給付金という棚ボタのお金が舞い込むのだから、「よし、俺も株行くぞ!」と思うのは自然の流れであろう。
また一部のインフルエンサーが、「この株が上がるのは間違いなし」などと特定の株を煽って買わせる手段も横行しており、SNSはまさにカオス感で満たされているが、相場を読み解く力がなく、欲だけで相場にお金を突っ込む人たちにとっては、こうしたインフルエンサーの言葉は刺さる。
今の苦しい生活から抜け出したいと思う時、相場という手段は普通の人がお金持ちになる可能性が一番高い方法でもあるし、こう思う気持ちもよくわかる。
一方、伝統的な株式投資を重んじる人は、ギャンブル狂の思考回路を持つ人を色眼鏡で見るし、相場が賭博場と化しているのに我慢ならないようだ。
SNS上の投稿をうのみにしてゲーム感覚でお金を投じる若者は、これからもますます増えるだろう。
僕は相場はATMだと思っているが、それは決して一発当てようという博打的なものではない。
きちんと相場を分析することで、誰でも相場はATMにすることが出来ると思っているし、SNS上の訳の分からない相場感に惑わされることなどありえないとも思う。
でも悲しい事ではあるが、こうした博打脳を持った人には、やはり博打というモルヒネが一番刺さるのも現実なんだよなあ・・
今日も、「相場は僕のATM!?」に来てくれてありがとうございます。
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