Last Updated on 2022年1月30日 by ぷーやん
アメリカの大学は大きな基金を作って膨大な運用益を叩き出している。
その運用益は過去数十年で最大となり、その主な収益はベンチャーキャピタル投資と株式相場のバブルのお陰である。
例えば、ミネソタ大学やブラウン大学はなんと50%超のリターンを得たというから驚きだ。
多くのファンドが切磋琢磨して運用成績を競っているのに、ド素人の大学基金が50%のリターンを上げているのである。
それほど今のアメリカはスタートアップへの投資が儲かるということなのだろう。
アメリカでは1年に1,000社を超える未公開のスタートアップがひしめき、将来有望な会社を投資家が目をぎらぎらさせて物色している。
うまくスタートアップを捕まえて投資することができれば、そのリターンは、いわゆる10倍超えのテンバガーなどというレベルではなく、100倍、1,000倍にものウルトラ・テンバガーになるのだ。
こういうおいしい話を海の向こうでやっているという話を聞きつけ、さっそく日本の大学でも同じことやって大きく儲けてやろうという動きが最近始まっているようだ。
東大は600億円程度のファンドを作り、米国の大学の真似をして、東大発のスタートアップを根こそぎターゲットにしようとしている。
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この試みがうまくいくかどうかはわからないが、米国と日本ではこうしたスタートアップに対する環境が全く違うので、米国でうまく行っているからと言って、同じことが日本でもできると考えるのはちょっと違うような気がする。
米国の大学基金の取るリスクと東大ファンドが取れるリスクとでは、そもそもそこから大き隔たりがある。
米国の大学基金は、がっつり儲ける為に、がっつりとリスクも取るが、東大の大学基金は「お金は儲けたいがリスクも取りたくない」と考える傾向がある。
要はリスク許容度の問題で、大きなリターンを得られるかどうかはすべてここにかかっているのではないだろうか。
失敗しないことを祈る・・・
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