新聞記事による株価への影響はどのくらいあるのか?

Last Updated on 2022年6月12日 by ぷーやん


相変わらず株価を予想する方法をいろいろと考えている。

僕の場合は四季報などからの情報を使ったファンダメンタルズ分析はほとんどやらず、テクニカル分析による短期売買が中心だが、最近はファンダメンタルズによる株価への影響を調べている。

企業の成長性や企業価値をベースにしたグロース投資やバリュー投資にも興味が無いわけではないが、どうしても中長期の株保有になり、少し眠たい感がある。

日経新聞を読んいる人は、株をやっている人が多いので、記事から何か投資に役立つ情報を、新聞の穴が空くまで読み込んでいる人も多いかもしれない。

株価を変動させる要素はいろいろとあるが、毎朝読んでいる新聞記事の内容はいったい株価にどこまで影響するものだろうか?

株価の変動と相関のある特徴量を見つける手段として、新聞記事という特徴量がどの程度役に立つのかを調べていたら、こんな論文があった。

株価データと新聞記事からのマイニング

富士通研究所が出した論文で、新聞記事のテーマ情報を用い、新聞記事の株価変動への影響分析を行っている。

詳細は論文を見ていただければいいが、結論から言うと、個人的には「実際の運用にはあまり役に立ちそうもないかなぁ」と言う程度のものだった。(論文書いた人、ごめんなさい)

最大エントロピー法というのを使い、記事のテーマを絞り込んで検証した結果は、以下のような結論になってる。

  • 「合併・買収」、「合弁・提携」のテーマは、上昇の確率が最も大きい。
  • 「特許・商標」、「新株発行・社債発行」のテーマは、上記ほどではないが、やや上昇のテーマである。


確率の推定結果を数値で表示しているのだが、僕にはこの数字がどのくらい有効で、実際の運用にどう役立つのかがさっぱりわからなかった。

もっと頭の良い人なら、こういう分析結果から何かしら有効な運用戦略を思いつくのかもしれないが・・・

難しそうな論文を読むと、何かスゴイ運用ができるような気がするものだが、実際にお金を増やす行為は、難しい論文を読んだところで何の役にも立たない事が多い。

頭の良い人の特徴として、理屈はスゴイが運用実績が寒い人があまりにも多いような気がする。

逆に馬鹿でも、がっつり運用で儲けている人も結構いるような気がする。

実社会では頭の良い人が悪い人よりも有利であるのは間違いないが、まるで逆の事が起こるのが相場の世界でもあるのだ。


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