Last Updated on 2023年6月13日 by ぷーやん
株や先物など金融商品がその日どれだけ取引されたのかを知るのには出来高を見れば良い。
よく言われるのは、出来高が増えて株価が上昇した時は相場に勢いがあるので、株は上がるというもの。
誰が言ったのか知らないが、素人投資家のあなたは何となく「そうだよなあ」と思い、居ても立ってもいられずにこの値動きを見て、「よし明日は株を買おう!」と意気込んで翌朝の寄り付きで早速買い注文を入れる。
そして寄付きで株を買い「よしよしこれで一儲けだ」とほくそ笑むが、残念ながらあなたの株は上がるどころかいきなり下がることになる。
「えー、そんなはずじゃ・・」と怖くなり、その日のうちに慌てて損切りする。
「やっぱり株は難しい・・俺には無理かも」と自分勝手な思い込みで株を買ったことを激しく後悔する。
よくあるパターンである。
ここでちょっと自分で相場を調べてみると、株価が上がり、出来高が増えた日の翌日はどんな値動きをするのかは直ぐにわかる。
それでは東証株価指数のTopix先物のデータを使って調べてみよう。
Topixは東証1部上場(今はプライム市場)の全銘柄の平均株価で、日本のマーケットを端的に表す指数として参考になる。
では、「株価が上がり、出来高が増えた日」は翌日どうなるであろうか?
↓
はい、見事に下がります(笑)
これを曜日別にみると、金曜日がぶっちぎりで下がるようだ。
↓
金曜日がぶっちりぎで下がる理由は、上がった株を週末に持ち越したくない人が多いので、一旦売ってしまう人が多いのだろう。
他の曜日はそれほど極端な傾向があるわけではないが、前日盛り上がった株は金曜日には下がりやすいということは覚えておいた方が良さそうだ。
という事は逆手にとって、前日に株価と出来高が上昇したら、金曜日は空売りすると一儲けできるということになるのだが・・・
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