Last Updated on 2024年8月6日 by ぷーやん
1987年のブラックマンデーを超える、史上最大の下落幅を記録した日経平均株価
まさにブラックマンデー2.0である
今まで右肩上がりのチャートしか見たことがなく、株というのは未来永劫上がるというものに1ミリも疑いを持っていなかった投資家は、今、目の前で起こっている出来事を簡単には飲み込めないであろう
僕でさえ1987年に起こったブラックマンデーは社会人になる頃で、その頃は全く相場とは無縁だった。このようなマーケット危機があったというのを全く認識していない
おそらく株に全く接点がない人は、今マスコミが騒いでいる日経平均の暴落などほとんど気にもなっていないのかもしれない
国は今年から新NISAで「貯金などしないでどんどんと株を買いなさい」という政策を強力に推し進めたおかげで、今まで全く株などのリスク資産に興味がなかった人までも巻き込んでしまい、高値で掴まされた株がどんどんと目減りしていくのを指を加えて眺めているという絶望的な状況に置かれている
国が勧めるというのは本当にろくなことがないというのは昔からの伝説で、戦時国債もどんどんと買いなさいと国が国民を煽り、それを信じた国民が貯金を全部叩いて戦時国債を買ったあげくが、その後のハイパーインフレで紙切れになったというのはもはや歴史が証明している
さすがに今回は紙切れになるとは言わないが、リスク資産というものに初めて手を出した人は、自分の口座のお金がどんどんと減っていくというのを目の当たりして、もう居ても立ってもいられないだろう
「20年持っていれば株価は戻るから大丈夫」という気休めを聞いて何とか心を静めるしかないのだが、人間というのは20年後よりも明日の株価の方が気になるものである
株で儲けるのはよく我慢料だと言われる
我慢ができない人は、長期の株式投資には向いていないのでさっさとやめてしまうか、株を買って記憶喪失になるしかないだろう
株というのは上がったり下がったりを繰り返しながら長期的には上昇していくものであるが、ほとんどの人はその過程で必ず訪れる下落相場に耐えられない
よって、ランダムな株式相場に対応する方法は、株を買った記憶を消し去るか、株の上下のうねりにうまくアジャストし、「短期的なトレンドに乗って泳いで行く」しか人間のメンタルを落ち着かせる投資法というのはないのではないだろうか
トレンドフォローのドテンモデルは、今まで散々往復ビンターを食らって我慢をしていたが、諦めずに我慢ができた人は、今その果実を大いに得られていることであろう
「夜明け前が一番暗い」というのは相場の格言でもあるが、あと一歩頑張れば到達できるに、その手前で心折れてしまうのが普通の人間だ。
僕はこういう暴落相場に遭遇するたびに見返す1枚の絵がある
あなたはどちらの人間だろうか・・・
PS
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