もたもたしている破産法のお陰で「億り人」になったサラリーマン

Last Updated on 2024年8月27日 by ぷーやん

2014年に経営破綻したビットコインの取引所であるマウントゴックスの事件を覚えているだろうか

仮想通貨がハッキングされることを「ゴックスされた」という隠語にまでなった、ビットコインのハッキング事件である。

マルク・カルプレスというフランス人が東京で作ったビットコインの取引所は、当時世界一のビットコインの取引量を誇り、ゴックスされた人は全世界で4万人近くに及んだ。

「システムに弱いところがあって、ビットコインがいなくなった」というCEOのたどたどしい日本語の記者会見を覚えている方も多いだろう

被害者の多くは海外在住の外国人だったが、この破産手続きがようやく弁済を開始した。

そしてこの弁済の保証額が、実はとんでもないことになっている

今のビットコインの価格は1000万円にもなるが、当時200万円で取得したビットコインが、最終的には2000倍の約40億円相当になって戻ってくるというサラリーマンもいるらしい

自分の財産がどうなるかよくわからないまま10年間も待ち続けるのは辛いものだが、日本の破産法のグダグダの手続きにより、10年という期間を放置してくれたおかげで、絶対に持ち続けることがないであろうビットコインが天文学的な金額になってしまった。

ゴックスされた当時は悲惨だったが、今ではマウントゴックスが破産したおかげで、弁済を受けた人達が、とんでもない大金持ちになったという何とも奇妙な出来事が起こっているのだ。

僕の座右の銘は「人間万事塞翁が馬」

一見、不運に思えたことが幸運につながったり、その逆だったりする。

今回のゴックス事件はまさに「人間万事塞翁が馬」であった・・・

PS
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