米国のSNSで爆発的に増えているやせ薬の広告

Last Updated on 2024年11月18日 by ぷーやん

今、アメリカのSNSでは「痩せ薬」の広告がすごい勢いで出ている。

インスタグラムを開くと、細身の若い女性が透明な液体が入ったボトルを片手に持って登場し、そのラベルには「GLP-1」という文字がある。これは肥満症治療薬を意味するらしい。

「体重を最大15%減らそう!」なんて大胆なコピーが躍る。

これらの広告は明らかに若い女性をターゲットにしているようで、「数回クリックするだけで手軽に手に入る」、という触れ込みだ。

しかも、肥満の人向けの治療薬というより、なんだか手軽に美を追求するためのツールのように見える。

これまでSNSでよく見かけた化粧品やサプリの広告とは比べ物にならないくらい、この「痩せ薬」の露出が増えているのだ。

アメリカの肥満事情は、日本に住んでいると想像もつかないレベルだ。

アメリカのスーパーに行くと、歩くのが困難なほど太っている人が電動の車椅子で買い物をしている光景が普通に見られる。

「ここまで太るって、どんな生活をしたらこうなるんだろう」と驚かずにはいられない。アメリカの食べ物って、恐ろしいほど砂糖がたっぷり入っているものが多い。何を食べても太りそうな感じがするし、実際にそれが原因で肥満が増えている。

そんな中で、この「痩せ薬」が登場した。

「薬を飲むだけで痩せられる」なんて夢のような話だ。これが広まると、今までのようにジョギングをしたり、筋トレをしたり、ダイエットに苦労する必要がなくなる。いくら食べても飲んでも、薬さえ飲めば元通りになる。だけど、そんな便利なものが本当に良いのだろうか。

「何か恐ろしい副作用があるんじゃないか」という不安がつきまとう。

アメリカは、とことんまで突き進む傾向がある国だ。便利で効率的なものがあれば、それを極限まで活用する。

しかし、その行き着く先はいつも大変なことに陥ってるケースが多い。結果的に健康が壊れてしまうようなことにはならないのか。どう考えても、この流れにはどこか怖さを感じる。

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