Last Updated on 2025年2月19日 by ぷーやん
日本の長期金利の上昇が止まらない。
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市場では、長期金利は一度上がり始めるとそのまま加速する傾向があると言われており、今後の動向が大きな注目を集めている。
この急激な金利上昇がもたらす影響の中で、最も深刻な打撃を受けるのが日本銀行だ。
日本銀行は巨額の国債を保有しており、金利がわずか0.1%上昇するだけで約3兆円もの評価損が発生する。
これは単なる数字の問題ではなく、日本の金融政策全体に影響を与えかねない。長期金利の上昇が続けば、日本銀行のバランスシートはさらに悪化し、金融市場の不安定さを助長する恐れがある。
さらに、国債市場の混乱は株式市場にも波及する可能性が高い。
金利の上昇により企業の資金調達コストが増加し、業績の悪化を招くことが考えられる。その結果、株価が大きく下落するリスクが高まり、投資家にとって極めて不安定な市場環境となる。
このような状況の中で、長期的に株を買うことは極めてリスクが高い。
まるで薄い氷の上を歩くかのように、一歩間違えれば大きな損失につながる危険がある。投資を検討するなら慎重な判断と徹底したリスク管理が求められる局面だ。
下落のモメンタムが発生した際に逆張りで買い向かうのは極めて危険な行為
市場のトレンドは一度方向性が決まると加速しやすく、特に下落局面では売りが売りを呼ぶ展開になりやすい。
安易な買いは致命的な損失につながる可能性が高く、慎重な姿勢が求められる。
このような不安定なマーケットの中で、今後のトレード戦略としては「売り」を中心としたストラテジーを徹底すべき局面だ。
それでは絶好の売り時はどのようなタイミングが良いのか一つお教えしよう。
相場は下落局面でも、一時的に株価が大きく跳ね上がることがある。しかし、それは決して買いのチャンスではなく、むしろ絶好の「戻り売り」のポイントとなる。
特に、恐怖指数であるVIXが短期的に上昇トレンドへ入ると、相場が大崩れする明確なサインになる。
以下のグラフは、VIX指数が上昇しているとき、つまりマーケットが不安定な時に、日経先物が上昇モメンタムに入ったタイミングで、空売りを仕掛けた場合の損益である。（青）
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上昇モメンタムが発生しても、VIXが上昇していれば、そこは大きな転換点となり相場は崩れることが多い。
逆に、上昇モメンタムが発生した時に、VIXが下落している局面では、そのまま上昇を続ける傾向がある。
少しややこしいが、グラフで表しているのは空売り損益なので、損益は大きく下がってるが（オレンジ）、逆にここは素直にトレンドに乗った順張りの買いが良いということになる。
マーケットの本質を理解すれば、短期的な反発に惑わされず、冷静にトレンドの流れに乗ることができる。
多くの投資家が上昇の勢いに期待し、闇雲に買いを仕掛けると騙しの嵐に遭遇する。
VIXの動きをよく観察することで、そこでは買いではなく、売りにとっての最大の好機となるのだ。
今後も市場は同様のパターンを繰り返す可能性が高い。
今後の展開も、過去と同じような現象が繰り返されるだろう。マーケットの動きを正しく理解し、今後は下落トレンドの波に乗ることが、最大の利益を生む戦略となる。
PS
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