カローラ価格指数

Last Updated on 2025年2月20日 by ぷーやん

昔は代表的な大衆車と言えばトヨタのカローラだった。

カローラの価格を平均年収で割った「カローラ価格指数」という指標がある。この数値が高くなるほど、カローラが庶民にとって手の届きにくい存在になっていることを意味する。

カローラが初めて市場に登場した当時、その価格は日本の平均年収とほぼ同じだった。つまり、1年働けば新車のカローラが買える時代だった。

その後、高度経済成長の波に乗り、1982年には指数が0.27にまで下がった。これは、カローラが誰でも買える車になったことを示している。普通のサラリーマンが数か月分の給料で手に入れられる車だった。

ところが、この状況はその後一変、カローラ価格指数は急上昇し、2023年には0.52に達した。

これは、1982年と比べてカローラが約2倍も手の届きにくい存在になったことを意味する。車の価格が上がり続ける一方で、賃金の上昇がそれに追いついていないのだ。

かつては庶民の味方だったカローラも、今では決して手軽な存在ではなくなった。中間層の経済的な負担が増し、「大衆車」という概念そのものが揺らいでいる。

加えて、今の若者はそもそも車を所有する意欲すら持たない。維持費や税金の負担、さらにはライフスタイルの変化が、車を持つことの優先度を大きく下げた。

こうなると、「カローラ価格指数」という指標自体が、もはや意味をなさなくなってしまった。カローラがかつてのように庶民に寄り添う存在だった時代は、すでに遠い過去のものになりつつある

トヨタの株は元々トレンド向きモデルではないが、金との相関が最近は極めて高い

トヨタの株取引において注意すべきポイントは、トヨタ株がトレンドフォローにはあまり向いていないということだ。

こちらは直近1年のトヨタ株のチャート

トヨタ株は日経平均銘柄であり、日経平均の動きと強い相関があるが、個別株として見ると、別の要因が影響しているため、トレンドに従った取引には不向きである。

下のグラフは上昇モメンタムが発生した際にエントリーした時の短期売買の損益を示しているが、最近は上昇しているものの、過去の期間ではあまり損益につながっていないことがわかる。

このままではうまくいかないため、外部のフィルターを探していると、特に金(ゴールド)の価格がトヨタのトレンドフォローにおいて良いフィルターになることがわかった。

下のグラフを見れば、金が上昇しているときにトヨタのモメンタムが発生していることがわかる。(青ライン)

さらに、金の価格が上昇しているときにエントリーすれば、騙しが少なく、かなりうまくいく傾向がある。

これは直近の3年間に見られる特徴であるが、金の価格が下落トレンドにあるときは、たとえトヨタの株が上昇し始めても、買わない方が賢明だ(オレンジ)

このように、トレンドフォローモデルは単体の銘柄の動きだけでなく、外部データとの相関を見ることで、驚くべき発見がいくつも得られる。

自ら開発したツールを用いているからこその結果である。

こちらのツールで検証しました

PS
上昇相場でも暴落相場でも相場がどちらへ行こうとも利益を出せるのはトレンドフォローモデルだけです。もう下手な逆張りで傷を広げるようなことをせずに大きな利益が期待できるトレンドフォローの運用をしませんか?詳しくはこちら

今日もお越し下さりありがとうございます
応援よろしくお願いします!

先物・オプションランキング

メルマガ詳細

【オンライン無料相談】

オンライン無料相談始めました。ご自身の運用についてのお悩みや、新しい運用のネタのきっかけを探しておられる方は、お気軽にご相談ください。

オンライン無料相談

【勉強会のご案内】

不定期で資産運用の勉強会を開催しています。

株、ETF、先物、FX等、ジャンルに関わらず、収益機会があればどんな金融商品にも積極的に投資を行い、相場をATMにすることを目的とします。

安定的に最高のパフォーマンスを継続させるには、運用モデルの開発やブラッシュアップを絶えず行う必要があり、新しいアイデアや運用モデル、マーケット情報を勉強会のメンバーと共有します。

勉強会の開催は随時ブログでご案内しますので、ご興味がありましたら是非ご参加ください。

現在開催中の勉強会はこちら

Youtube

Youtubeチャンネルでは、僕の35年間の相場経験から学んだ相場で起こる様々なアノマリーや投資本で紹介された投資法を実際に検証し、その結果を公開しています。少しでもご自分の運用アイデアの足しにでもなればこんなに嬉しい事はありません。是非チャンネル登録お願いします。

———————————————————————-
(Visited 175 times, 1 visits today)