
世界一の産油国である米国では、トランプ大統領が「ドリル、ベイビー、ドリル!」と叫び、国内の石油採掘を促進しようとしている。
これは、エネルギー価格を下げるためにトランプが以前から構想していた政策であり、エネルギー自給率を高める狙いもある。
しかし、実際にはアメリカの大手石油企業は増産に慎重な姿勢を崩していない。その最大の理由は、現在の原油価格が低迷しているためだ。
原油価格が低い状況で増産を行えば、さらなる価格下落を招き、経済的に成り立たなくなってしまう。
石油業界では、一般的に損益分岐点が1バレルあたり60ドル前後とされているが、現在の相場は約70ドル前後にとどまっており、利益はほとんど出ていない。
このまま増産を行えば、市場に過剰供給が生じ、価格がさらに下がる可能性が高い。そのため、企業側は慎重にならざるを得ないのが現実だ。
さらにもう一つの問題として、米国の製油所の設備仕様が挙げられる。
多くの米国の製油所はカナダ産の原油を加工することを前提に設計されており、米国内で産出される軽質油では適切な石油製品を作るのが難しい。そのため、いくら米国内で石油を増産したとしても、実際にはカナダからの原油輸入を続けなければならないのだ。
この構造的な問題も、トランプの「ドリル、ベイビー、ドリル」が期待通りに進まない大きな要因となっている。
こうした背景から、トランプ大統領の意向とは裏腹に、アメリカの石油業界は積極的な増産には踏み切れない状況が続いている。
理論上はエネルギー価格を下げるために国内生産を拡大するのが合理的に思えるが、実際には市場の需給バランスや製油所の制約といった現実的な問題が立ちはだかる。
トランプ政権の掲げるエネルギー政策は、単なる増産の号令だけでは実現が難しいことが明らかになりつつある。
カナダ円は原油価格の影響を強く受ける通貨
それではいつものようにモメンタムを使った短期売買での検証をご紹介しよう
モメンタムの判断についてはこちらのサイトを参照。尚、このブログでのモメンタムの判断は、独自に開発した指数を使用。
直近のカナダ円のチャート
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カナダはオーストラリアと同じく資源国通貨であり、エネルギー相場の影響を強く受ける通貨である。
特に、トランプ政権の関税政策による攻撃を受け、経済的にも大きな損害が懸念されている。この影響はカナダ円にも及んでいる。
しかし、カナダ円は短期トレードにおいて、上昇モメンタムが発生したタイミングに乗ることで、比較的うまく取引ができる通貨でもある。
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さらに、ダマしを避けるために効果的なのは、原油価格の相場を見ることだ。
原油価格が上昇しているタイミングでカナダ円のモメンタムのトリガーが入った場合、ダマしの少ない絶好のエントリーチャンスとなる可能性が高い。(青のライン)
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ちなみに直近1年間を上記のタイミングで証拠金を全力トレードした場合に、リターンは+121%になっている
PS
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