Last Updated on 2025年3月7日 by ぷーやん

ひたひたと忍び寄る株式市場崩壊の足音が、徐々にではあるが、確実に聞こえ始めてきた。
これまで世界経済を牽引し、強気相場の象徴とも言える存在であった米国株式市場。しかし、その輝かしい歴史に陰りが見え始めた今、マーケット全体に不穏な空気が漂っている。
特に、多くの投資家が重要な節目と見なす200日移動平均線を下回る指数が続出している現状は、まさに市場の変調を示唆している。
象徴的なのは、ハイテク株が集まるナスダック市場の動向だ。
すでにナスダック総合指数が200日移動平均線を下回っただけでなく、さらにハイテク銘柄の中でも時価総額トップ100の企業群から構成される「ナスダック100指数(QQQ)」までもが、その重要なラインを割り込んでしまったのである。この動きは決して一時的なものではなく、より大きな流れの中で起こっている可能性がある。
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また、個別銘柄を見てもその深刻さが浮き彫りになる。
電気自動車(EV)業界をリードするイーロン・マスク率いるテスラも、200日移動平均線を大きく割り込んでしまった。
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さらに、AIブームの波に乗り市場をけん引してきたNVIDIAも、そのラインを完全に下回る状況となっている。このような状況は、ハイテク株に対する投資家心理の冷え込みを明確に示していると言えるだろう。
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一方、日本市場に目を向けてみると、さらに異なるリスク要因が顕在化している。
日本の10年債の金利は、ついに16年ぶりとなる1.5%を突破した。
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長期金利の上昇は、日本国債の価格下落を意味し、それはすなわち、日本国自体の信用リスクを高めることにつながる。特に、一度上昇を始めた長期金利は簡単にブレーキがかからない傾向があり、その影響は今後さらに拡大する可能性がある。
さらに、市場の「恐怖指数」として知られるVIX(ビックス)指数も危険水域に突入した。
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通常、20ポイントを超えると市場に対する警戒感が高まるとされるが、現在のVIX指数はその水準を大きく超え、上昇の一途をたどっている。
これは、マーケットが明らかにリスク回避モードに入っていることを示唆しており、投資家に対する重大な警告と受け取るべきだろう。
このような状況の中でも、市場の動きを押し目買いのチャンスと捉える投機家も存在する。しかし、この荒波の中で買いを入れるのであれば、それ相応の覚悟を持って臨まなければならない。
短期の値動きを狙うトレーダーならばともかく、長期投資を行っている投資家にとっては、こうした局面で慌てて動く必要はないだろう。ただし、今後のさらなる混乱に備え、心の準備と祈りは怠らない方がいいだろう。
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