Last Updated on 2025年3月21日 by ぷーやん

乱高下相場とスイングモデルの現状
2月後半から、ごく短期間の時間帯で激しく乱高下する相場が続いている。
この影響を最も強く受けるのが、24時間ホールドするスイングモデルである。
スイングモデルは3月に入り不調が続き、過去の最大ドローダウンに近づきつつある。

この不調の主な原因は、乱高下による影響が大きいためだ。
東京時間・ニューヨーク時間ともに、乱高下するパターンが頻繁に見られ、トレンドが続かない状況が続いている。

これを視覚的に示すと、以下のようなグラフになる。

- 青の線:トレンドが続き、スイングモデルがうまく機能しているパターン
- 赤の点線:乱高下相場により、「天井で買って底で売る」という最悪のトレードになっている
この赤の点線のような現象が、3月に顕著に見られる。
この乱高下相場がいつまで続くかは不明だが、過去のドローダウンの発生頻度を考慮すると、そろそろ終息する可能性があると予想している。
このタイミングでスイングモデルの運用をやめるべきではない。
なぜなら、こうした局面でやめてしまうと、相場が正常化した際にモデルのエッジを活かせず、利益を逃してしまうからだ。この状況では忍耐が必要となる。
下のグラフは前年と今年のスイングモデルの比較だ
↓

現時点での前年比との損益はほぼ同じレベルにあり、大きな差は見られない。この時期は相場との相性があまり良くないのかもしれないが、前年はその後大きく挽回しているのを見ると、今年もそろそろ反転の兆しが現れそうにも見える。
一方で、スイングモデルのハーベスト版は絶好調で、3月現在も最高益を更新している。

このモデルも24時間ホールドするスタイルだが、トレンドフォロー型ではなく、パターン認識によるモデルである。そのため、現在の乱高下相場にうまく適応し、スイングモデルの損失をカバーしている。
両モデルの相関は軽い逆相関となっており、一方のモデルが不調のとき、もう一方がヘッジの役割を果たす。この特性によって、全体のリスクが分散されている。
CTAモデルの現状
トレンドフォローモデルは、世界のヘッジファンドで広く採用されており、中でも CTA(Commodity Trading Advisor)モデル は特に有名である。
CTAは「マネージド・フューチャーズ」とも呼ばれ、世界の先物市場において多様な銘柄にトレンドフォローモデルを適用し、幅広い銘柄を組み合わせて運用する手法を取っている。
商品先物や株式、通貨など幅広い金融商品に投資する商品投資顧問業者で、ヘッジファンドの運用手法のひとつとして知られている。
しかし、今年に入ってから、このCTAもかなり苦戦しているのが現状だ。
CTAの運用手法は、相場のトレンドに追随して売買を繰り返す「順張り」の運用戦略が基本で、金融工学や統計学をベースに、コンピューターで値動きの流れを解析し、トレンドを見つけるとポジションを組成する「トレンド・フォロー型」の手法をとる
CTAの特徴として、商品先物や外国為替といった高いボラティリティを持つ市場を対象としているため、リスクとリターンの変動が大きい
相場の上昇や下落のトレンドが長く続くほど収益を上げやすく、2008年のリーマン・ショック時に、様々な資産が下落した局面でも高い運用成績となったことで注目を集めた
CTAの注意点として、トレンドがつかみにくい小動きな相場を苦手とし、複数のCTAが同時に同じ投資行動を起こすケースが散見される

※日本経済新聞より
基本的には僕のメインのトレード手法は、CTAがやってるトレード手法であるが、更にポジション保有の時間、パターン認識モデルなどを組み合わせて極力、相場の影響を最小限に抑える工夫を取っている。
それでもやはり乱高下相場が続くと損失も大きくなるのはやむを得ないところ。
できることならリーマン級の大きな下落トレンドがやって来ることを望んでいる。
PS
上昇相場でも暴落相場でも相場がどちらへ行こうとも利益を出せるのはトレンドフォローモデルだけです。もう下手な逆張りで傷を広げるようなことをせずに大きな利益が期待できるトレンドフォローの運用をしませんか?詳しくはこちら
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