Last Updated on 2025年10月11日 by ぷーやん

予測不能な乱高下!市場を襲った二つの「サプライズ」の衝撃
市場の熱狂は一瞬にして冷え込んだ。
金曜日の取引終了間際、まさに大引けのタイミングで、突如として政局の地殻変動が市場を直撃したのだ。
公明党が連立政権を離脱するという、まさに寝耳に水の特大級サプライズ報道が飛び込み、投資家たちはパニックに陥った。
この電撃的なニュースに反応し、日経平均株価は引け際にかけて怒涛の急落。一日の取引を最悪の形で終えることとなった。
しかし、夜が明けるかと思いきや、相場はまたしても荒れ狂う。
夜間取引が始まると、お決まりのパターンかのように、今度は買い戻しが一斉に始まった。一気に500円もの急落分を挽回する猛烈な反発を見せ、「またしても押し目買いで復活か」「いつものパターンだ」と、多くの市場参加者が安堵したのも束の間。
次に舞台はニューヨークへ移る。
今度は地球の裏側から、相場をかき乱す「ジャイアン」の怒号が響き渡った。
トランプ砲、炸裂!市場のリーダーたちが戦場へ
「トランプ砲」が炸裂したのだ。
中国のレアアース輸出規制の動きに対し、トランプ大統領の堪忍袋の緒が切れた模様。彼は即座に、11月から中国製品に対して100%の関税を上乗せすると突如発表した。この発表は、まさに青天の霹靂。
これにより、最も大きな打撃を受けたのは、これまで相場をグイグイ牽引してきたアメリカのハイテク株、いわゆるテック系セクターだった。相場の花形だった彼らは、一転して急降下。暴落の憂き目にあい、市場のワーストセクターへと転落した。
同時に、リスクを回避しようとする資金は一斉に株から逃げ出し、安全資産の代表格である米国債へと殺到した。その結果、債券価格は急騰し、金利は大きく低下するという、典型的なリスクオンの動きが鮮明になった。
米国10年債金利
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リスクオフの嵐!ロスカットの連鎖か
いよいよこれまで先延ばしにされてきた市場の大規模な調整局面が、この二つのビッグイベントをきっかけにいよいよ本格的に始まるのかもしれない。
「大きな押し目こそ買い」とばかりに、これまでツッコミ買いで利益を上げてきた猛者たちも、今回の想定外の激しい動きには巻き込まれてしまったことだろう。含み益は一瞬で消し飛び、多くのポジションがロスカットを余儀なくされたに違いない。
予測不能な展開が続く相場。来週以降、この荒れた展開がどのような方向へ向かうのか。
すべての投資家が、固唾を飲んで来週の市場の動向を見つめている。一瞬たりとも目が離せない、緊迫した展開だ。
ちなみにナノモメンタムモデルは、買いから見事に売りドテンしているようだ

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