Last Updated on 2026年5月7日 by ぷーやん

「今度こそ、このロスカットは不要だったのかもしれない」
トレーダーであれば、一度はそう感じた瞬間があるはずだ。
せっかく仕掛けた方向に相場が動き出したまさにその直前、設定した損切りラインに触れてポジションが刈り取られてしまう。統計的に正しいはずのモデルが、現実の運用においては「損切りという名のコスト」によって蝕まれていく。
これはあなただけの問題ではない。自動売買システムを構築するトレーダーが共通して直面する、構造的な矛盾だ。
ロスカットは「正義」か、「カーブフィッティングの温床」か
一般的なシステムトレードにおいて、ロスカットは不可欠のリスク管理と見なされている。
確かに、単一銘柄の方向性トレード(いわゆる「アウトライド」)では、その発想は正しい。
しかし開発者の立場から見れば、ロスカット設定にはもう一つの顔がある。それは「過剰最適化(カーブフィッティング)の誘惑」だ。
バックテストの段階で損切り幅を最適化すると、過去データへの適合度は高まる。
だが、その最適値は往々にして「過去にたまたまそうだった」にすぎず、実戦の相場では機能しない。
多くのシステムがバックテストで輝かしい成績を示しながらも、ライブ運用で損益が急速に悪化していく原因の一つが、ここにある。
さらに問題があるとすれば、人間の心理そのものだ。
ルールとして損切りを設定していても、いざその水準に近づいた瞬間に「もう少し待てば反転するかもしれない」という感情が揺さぶられる。
システムを手動でオーバーライドする、あるいは精神的なプレッシャーから判断が鈍くなる
これはプロでも例外ではない。本モデルは、その人間心理の弱点そのものを構造的に無効化する設計になっている。
なぜ「日経225」と「TOPIX」の両建てなのか
本モデルの核心は、相関係数0.99超という極めて強い連動性を持つ日経225先物とTOPIX先物を、同時に逆方向でポジションを持つ「両建て構造」にある。
この構造が何をもたらすか。
市場全体が暴騰しようと暴落しようと、一方の含み損は他方の含み益によって相殺される。
「ブラックマンデー」「リーマンショック」「コロナショック」
いかなる相場の急変であっても、ポートフォリオ全体が一方向に壊滅するリスクが構造的に排除されている。これがロスカットを必要としない根本的な理由だ。
「平均回帰」ではなく、「バイアスの抽出」
ここで多くの方が誤解しがちな点がある。
「両銘柄を組み合わせる」と聞くと、一般的なペアトレード(サヤ取り)—すなわち「広がったスプレッドがいずれ縮まる」という平均回帰型の発想を思い浮かべるかもしれない。
本モデルは根本的に異なる。
日経225とTOPIXの両先物は、価格水準も値幅も異なる。
デイセッション・ナイトセッションそれぞれの時間帯において、どちらの銘柄がより大きな値幅で動くかに統計的な偏り(バイアス)が存在する。
本モデルはこの「足取りの差」を捉え、より多く動く側のポジションを有利な方向に設定することで、トレンドの「伸び」そのものを利益に変換している。
これは相場の方向性予測ではない。二つの銘柄間の相対的な動きの非対称性を、合理的に収益化する設計だ。
実績が語る「机上の空論ではない」という事実
理論だけなら、どのような美しい戦略でも構築できる。重要なのは、それが実戦で機能するかどうかだ。
2014年以降の日次データによる検証では、以下の成果が示されている。
2014~2026/4末現在
日経先物マイクロ + Topix先物ミニ
- 総損益:約298万円(デイ: 174万円、ナイト: 124万円)
- 総合シャープレシオ:1.93(年率換算:1.62)
- 勝率:約55.3%(デイ53.5%、ナイト56.1%)
- 最大ドローダウン:-116,250円(対総利益比率での小ささが際立つ)
- プロフィットマルチプル(PMレシオ):2.10
- 期待値:1トレードあたり約1,081円

年次成績
トピックス先物ミニ1枚 + 日経先物マイクロ可変ロット
| 2014 | 41,300 |
| 2015 | 125,550 |
| 2016 | 38,150 |
| 2017 | 51,800 |
| 2018 | 108,450 |
| 2019 | 54,100 |
| 2020 | 48,700 |
| 2021 | 125,450 |
| 2022 | 4,500 |
| 2023 | 120,650 |
| 2024 | 120,200 |
| 2025 | 333,350 |
| 2026 | 657,750 |
特筆すべきは最大ドローダウンの水準だ。
総利益298万円に対し、最大の資産落ち込みが11.6万円程度に収まっている。これは単なる運ではなく、両建て構造のヘッジ効果が恒常的に機能していることの証左である。
35年のキャリアが辿り着いた「究極の答え」
私はこれまで、システムトレードの開発においてあらゆる手法を試みてきた。
トレンドフォロー、逆張り、機械学習を用いた特徴量選定—どの手法も、最終的にはロスカット設定との格闘を強いられた。
本モデルは、その格闘そのものを不要とする発想の転換から生まれた。
「いかに損切りを上手く設定するか」ではなく、「そもそも損切りが必要ない構造を作る」という問いへの答えが、日経225とTOPIX先物の両建てスプレッド戦略である。
精神的な安定と、資産の構造的な保全。その両立を求める投資家にとって、これは一つの到達点となり得る。
運用マニュアル:日経225マイクロ×TOPIXミニ 相対寄り引けトレードモデル
【はじめに】常識を覆す「ロスカット不要」の安定運用
本モデルは、35年のキャリアを持つぷーやんが開発した、日経225先物とTOPIX先物の「値動きの差(バイアス)」を利用した画期的な相対(両建て)トレード手法である。
最大の特徴は、「ロスカット(損切り)を一切設定しない」点にある。
一般的なアウトライト(単一の方向性でポジションを保有する取引手法トレード)では不可避な心理的苦痛と、過剰最適化によるリスクを構造的に排除した。
相関性の高い2銘柄を組み合わせることで、市場全体の暴落リスクをヘッジしつつ、確実な利益を積み上げる。
日経225先物マイクロとTOPIX先物ミニを採用することで、少額資金からのスタートと、緻密なボラティリティ調整が可能となった。1日わずか数分の作業で、複利による爆発的な資産形成を目指す。
1. 取引対象銘柄と選定理由
本手法では、以下の2銘柄を組み合わせて取引する。
- 日経225先物マイクロ (Nikkei 225 Micro Futures)
- TOPIX先物ミニ (TOPIX Mini Futures)
【選定理由:なぜ「マイクロ」なのか】
- 究極の小口化と資金効率:日経225マイクロは、ラージの100分の1、ミニの10分の1の単位(日経平均の10倍)で取引可能である。これにより、少額資金の投資家でも、精緻なリスク管理に基づいたトレードが可能になる。
- 緻密なボラティリティ・アジャスト:本手法の核心は、2銘柄の枚数比率である。市場のボラティリティ(価格変動率)は常に変化する。「マイクロ」という最小単位を採用することで、その時々の市場環境に合わせて、2銘柄の保有枚数を非常に細かいレベルで調整できる。これにより、ロスカットなしでも、常に最適なリスク・リターン比を維持し続けることが可能である。
2. トレードスケジュールと仕組み
本手法は、相場の時間帯を「デイセッション」と「ナイトセッション」に分け、それぞれ独立した売買サインによって運用する。
| セッション | 時間帯 | 注文タイプ | エントリー (成り行き) | エグジット (成り行き決済) |
| デイ | 8:45 ~ 15:45 | 寄り引け | 8:45 | 15:45 (大引け) |
| ナイト | 15:45 ~ 翌8:45 | 寄り引け | 15:45 | 翌8:45 |
- 売買サインの独立: デイセッションとナイトセッションでは、それぞれ異なるアルゴリズムに基づいたサインが発生する。
3. ポジションの引き継ぎ(ロールオーバー)
本手法の効率性を高める最大の特徴である。
- 同一ポジションの継続: 例えば、デイセッション終了(15:45)時点で保有しているポジション(買い/売り)と、次のナイトセッションのサインが同じ(例えば、ともに「日経買い/TOPIX売り」)であった場合、そのポジションは決済せず、そのままナイトセッションへ引き継ぐ。
- メリット: これにより、余計なスプレッド(売買コスト)や手数料を削減し、トレードの安定性を高める。
4. 具体的なトレード手順
忙しい現代人でも、1日1回、朝のわずかな時間で全ての作業が完了する。
【手順 (8:45前まで)】
- データの入力: 当日の朝、8:45の取引開始前に、必要な「特徴量データ(市場データなど)」をツールへ入力する。
- サインの確認: 入力後、ツールは瞬時に「デイセッション」と「ナイトセッション」両方の売買サインを算出・表示する。
- 一括発注:表示されたサインに基づき、8:45より前に、デイとナイト両方の注文を一度に行う。
- デイ: 8:45 成り行き新規注文、15:45 成り行き決済注文(またはポジション引き継ぎ)
- ナイト: 15:45 成り行き新規注文、翌8:45 成り行き決済注文(またはポジション引き継ぎ)
これにより、残りの1日は相場に張り付く必要は全くない。
5. 資金管理と圧倒的なパフォーマンス
本手法には、独自の資金管理ツール「新Pの公式」が付属している。
【新Pの公式による複利運用】
このツールは、運用資金と「許容できるレバレッジ」に合わせて、最適な保有枚数を自動的に算出する。
これにより、単利運用では成し得ない、安全かつ爆発的な「複利効果」を最大限に享受できる。
【シミュレーション結果(参考)】
以下は、ある一定のレバレッジをかけた場合の、直近1年間のバックテスト結果である。
- レバレッジ: 約15倍
- 期間リターン: 617%
- 最大ドローダウン(DD): 18%

「ロスカットなし」という究極のストレスフリーな状態で、最大ドローダウンを18%に抑えつつ、600%のリターンを叩き出す。 これこそが、本モデルの構造的優位性と、緻密なボラティリティ調整による安定性の証明である。
6. 必要なツールと環境
- エクセル (Excel): 推奨エクセルを使用すれば、データの入力からサインの確認、ボラティリティ調整された枚数の算出、PCPによる資金管理まで、最もスムーズかつスピーディーに行うことができる。
- エクセルがない場合:エクセルがなくてもトレード可能である。付属の「取引手順書」に、サインの確認方法や枚数算出のロジックが明記されている。その手順に従って手動で計算すれば、売買判断は十分に可能である。
【必要最低運用資金】
50万円
【まとめ】究極の安定と利益を、すべての投資家へ
この「日経225マイクロ×TOPIXミニ 相対トレードモデル」は、35年のトレーダー知恵と、現代の金融テクノロジーが融合して生まれた、ひとつの「完成形」である。
- ロスカット不要の精神的安定感
- 市場暴落時でも守られる資産
- マイクロ採用による緻密なボラティリティ調整
- 朝5分の一括作業で完了する利便性
- 新P公式による爆発的な複利効果
相場に向かう時間が限られている会社員や主婦から、より高い安定性と収益を求める専業トレーダーまで。この画期的なモデルは、投資人生を劇的に変える可能性を秘めている。
