コロナで外出自粛による旅行業界銘柄が暴落しても儲かるロングショート投資手法

Last Updated on 2023年6月13日 by ぷーやん

コロナで外出自粛による旅行業界銘柄が暴落しても儲かるロングショート戦略

コロナの影響がなかなか収まらない。マーケットも急降下と急上昇を繰り返し乱気流に巻き込まれている

コロナで外出自粛による旅行業界銘柄が暴落しても儲かるロングショート戦略

連日のコロナ感染の報道をテレビで見て、国民は人の集まる所はもちろんのこと、外出も控えるようになり、遠出するなどもっての他という雰囲気が蔓延している。

乱気流に巻き込まれていると言えば、エアライン企業もまさにその真っただ中。

国内線の予約は前年比約半分にまで落ち込んでいるようで、まさにリーマンショック級の激震に見舞われている。

ANAの株価

JALの株価

当然、2社とも大きく株価は下落していて、取り付く島もない状態である。

空売りってなんですか?

この局面で利益を出すには空売りするしかないが、株をやっている人は基本的に株は買うものだという認識なので、相場が下落して利益を出せる「空売り」という手法があること自体知る人が少ない。

最初に株を売るってどういうことですか?なんで持っていない株をいきなり売ることができるのですか?

空売りについて初心者からよく受ける質問である。そして以下の様に説明している。

  1. 株を持っている人から一旦株を借りてそれを市場で売り、売ったお金が口座に入る。
  2. 売った銘柄が暴落したら、その株を買い、借りた人に株を返す。
  3. 最初に高く株を売ったお金から、その後に安く株を買ったお金の差額が儲けになる。

このように説明してもほとんどの人は口をポカンと開けて聞いている。まあ、いきなり空売りの説明を聞いてもわかんないだろうねー。仕方ないよね。

相場は所詮、上がるか下がるかの当て物ゲーム

このように空売りと言う手段を知っていれば、今回のような下げ局面でも利益を出すことは可能だが、あくまでも可能性があるということだけで、空売りを知っているからと言って、どんな相場でも利益を出し続けることができるというわけではない。

よく証券会社のサイトには、空売りのメリットして、「マーケットが下がっても利益を出すことができますよ」と声高らかに宣伝しているが、知らない人が聞いたら、「そうか、結局買いと空売りの両方やれば、市場がどんな局面でも利益を出せるのか」とまるでノーリスクで儲かるような誤解を受ける事が多い。

あくまでも、「買いだけよりは、売りもした方が利益を出しやすくなりますよ」ということであって、空売りをしたからと言ってリスクは同じか、下手すれば更にリスクが高まる可能性だってある。

例えば今回のように、エアラインのJALもANAも、どちらも大きくヤラレている状態では、どちらの銘柄も空売りすれば、当たり前だが大きく儲けることができる。

マーケットリスクを排除できるロングショート戦略

しかしコロナウィルスの影響がここまでマーケットに影響し、JALもANAも暴落することを一体誰が予想できたであろうか?そんな人はもちろん誰もいないはずである。

もし空売りして、その後マーケットが急反発でもしたら、逆に空売りはどこまでも踏み上がられ大損することもあるのだ。

所詮、相場は上か下かを当てる当て物ゲームでしかないのだから・・・

しかし、買い銘柄と売り銘柄を同時に持つことで、当て物ではなく、マーケットリスクを排除できるという方法がある。

これがロングショート戦略というものだ。

ロングショート戦略のロジック

ロングショートの一番の肝は、どちらの銘柄を買い、どちらの銘柄を空売りするかの選択になる。

過去のマーケット全体の動きと、JALとANAのそれぞれの株価の動きの関係性を分析してどちらの銘柄を買うか、空売りするかを判断する。

その判断に従って、
マーケットが下がった時に、より下がると思われる銘柄を空売りし、他方を買い、
マーケットが上がった時に、より上がると思われる銘柄を買い、他方を空売りするのである。

仮にJALとANAをコロナウィルス騒動の前から過去の値動きを分析し、ロングショートポジションを持っていたら、直近の暴落相場でも逆に利益になっているし、2014年からのトレードでは、このように極めてバランスが取れた損益曲線になる

マーケットで空売りできる銘柄はざっと1,000銘柄以上あるので、今回のJALやANA以外のペアでも、同じ業界で相関が強い銘柄を選んでうまく最適化できれば、分散効果で更に損益が安定する。

例えば運輸セクターなら、JR東日本とJR西日本、東急と小田急などは相関が強いので、ロングショートに向いている銘柄と言える。

相場の醍醐味は、上か下かを見事に当てた時だが、そのような当て物をやらなくても数字を使って統計的に分析することで、マーケットの上げ下げに一喜一憂することのない手法も存在するのである。

とはいっても、少しは相場の醍醐味も味わいたいので、僕は相変わらず225先物が上か下かを当てるゲームも大好きで、以下のシステムを使ってシステマチックに毎日やっている。

今日も、「相場は僕のATM!?」に来てくれてありがとうございます。
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