世界景気を先取りするドクター・カッパーが凄いらしい

Last Updated on 2021年1月1日 by ぷーやん

あけましておめでとうございます
今年もどうぞよろしくお願いします。

今年もコロナの影響で経済の見通しが極めて難しいが、世界経済を先取りする先行指標がある。

その名は「ドクター・カッパー」
「かっぱ」ではない。

カッパーとは「銅」の事で、この銅の動きが凄まじい事になっている。

まずはこちらのチャートを見ていただきたい。

コロナショックで大きく落ち込んだが、今年一年で日経平均やS&Pの上昇率を軽くぶち向いて27%という驚異的な上昇を記録した。

特にコロナパニック底値から見ると、もう狂ったとしか言いようのない爆上げである。

銅の世界消費の半分を占めるのが中国。

世界にチャイナ・ウィルスをまき散らした中国が、いち早くコロナパニックから抜け出し、公共投資により膨大な需要が生まれ、一人景気回復への道を歩んでいる。

この事も銅が買われる原因の一つだが、こうした実需だけでなく、車のEV化によりモーターに銅がかなり使われるということで、ここに目を付けひと儲けしようと企んだ投資家が銅に群がった。

何せヨーロッパや中国、アメリカ、日本などの主要国は、2030年頃までにガソリン車の販売を禁止し、すべて電気自動車にするという無茶苦茶な政策を相次ぎ決定したお陰で、なおさら「電気自動車=銅」の図式が成り立ってしまった。

しかし、ホンマにガソリン車やめて全部電気自動車にして大丈夫なんかね?

テスラなんか雨の日に3時間くらい駐車していたら、突然バッテリーがゼロになって、ドアも開かないし、牽引もできないとかでエライ目に会っているユーザーのクレームが殺到しているらしいけどね。

所詮年間に30万台くらいしか作っていない会社が、1000万台以上作っているトヨタよりも時価総額が遥かに大きいということ自体が狂っている。

車って雨の日も、風の日も、台風の日も、炎天下の日も、雪の日も、梅雨の日も、どんな条件下でも普通に故障なく走らせるというのは、大変な品質がいるのだよ。

電気自動車はモーターをよそで買ってきて、あとはプラモデルみたいに組み立てたら「はい、一丁上がり!」みたいなノリで作れるので、中国あたりがガンガン生産し本格的に普及し始めると、おそらくいろいろな問題が噴く出てくるだろうね。

話が飛んでしまったので本題へ戻ろう。

カッパーのチャートを見ていると、とんでもなくトレンドが出やすい商品なのかな?と思った。

こう思うともう検証したくてたまらなくなるので、過去のデータを集めて早速検証。

トレンドが出やすい商品として、原油や今絶好調のビットコインなどがあるが、おそらく銅もこうした仲間ではなかろうかと容易に推測できる。

そこでトレンドが出やすい銘柄にぴったりの手法としては、何と言ってもブレイクアウト系のモデルが最強だ。

早速、原油やビットコインで採用しているブレイクアウトのモデルを、銅に当てはめてみよう。

2013年~2020年12月現在

おおー、ビンゴ!
やはりブレイクアウトモデルにがっつりハマった。

約7年間の間、ドテンを繰り返してずっとポジションを持ち続けた結果、1万ドルの資金で約5倍程度になる。

コロナの影響で移動が制限され飛行機が飛ばず、ESGとやらで原油の需要がどんどん先細くなるなか、これからは逆に銅が良いかもしれんね。

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