【株式投資】3月期末の株式相場の値動きの特徴を分析する

Last Updated on 2022年1月30日 by ぷーやん

3月の期末である今日は、マーケットにおいてかなり特徴のある値動きになるということが、過去の分析から明らかになっている。

どんな特徴があるかというと、この日は全体的にマーケットが低調になるということだ。

3月期末は多くの企業で、配当や株主優待の権利日が重なり、またファンドの決算や機関投資家の運用ポートフォリオの見直しなどいろいろな節目が重なり、日中の値動きは普段とは違った特徴があるようだ。

今回の分析は、AIを使った機械学習を取り入れて分析した結果の一部であるが、ご紹介したいと思う。

AI分析について

3月末での一番の特徴は、日中は明らかに下がる傾向があるということだ。

考えられる原因は、個別株の権利落ち日が確定した後のポジション解消が大きいと思われる。

多くの企業が3月末に配当や株主優待の権利日を指定しており、こうした配当や優待狙いのみで一時的に株を買う投資家が多い。

こうした投資家は権利を得る為に、現物を買い、同時に信用取引を使った空売りでヘッジする取引を行う。

株主配当や優待の権利を得るためには現物株の保有が必要で、株の下がるリスクを同時に空売りでヘッジすることで、おいしいところだけいただこうという狙いである。

配当狙いの投資家は配当だけが狙いなので、権利落ち日が過ぎると、とっとと株を売り払う。

権利落ち日の翌日、つまり今日はこうした投資家達が一斉に株を売るので相場が下がるというわけだ。

もちろん株主優待だけが理由ではなく、運用されるさまざまな金融商品の期末ということなども複合的に絡みあった結果であるが、3月末という日は見事なくらいに株が下がる傾向があるのは知っておいた方がいいかもしれない。

ちなみに指数先物を分析した結果、それぞれの指数の過去の3月末における日中の値動きは以下のようになる。

225先物 


Topix先物ミニ 


JPX先物 

どうだろう。
見事な下げっぷりではないだろうか

つまり今日は株を買ってはいけない日なのだ。

えっ、もう買っちゃった?

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