Last Updated on 2026年2月25日 by ぷーやん

チャートの向こう側に蠢く「人間ドラマ」
相場の世界で35年生き抜き、一つの真実に到達した。 「チャートの向こう側には、欲望と絶望が渦巻く人間ドラマがある」ということだ。
私のバイブルは、漫画『ナニワ金融道』。
そこには綺麗事ではない、金に振り回される人間の本性が剥き出しで描かれている。相場もまた、この漫画の世界と地続きの現実だ。
2兆円を動かした「ガマ蛙」とエリートの狂気
バブル期、大阪・ミナミに「北浜の天才相場師」と呼ばれた料亭の女将、尾上縫がいた。

彼女は料亭の奥にある巨大なガマガエルの石像に向かい、「株よ、上がれ、ヘイ!」と祈祷を捧げていた。
滑稽に聞こえるだろう。だが、異常なのは彼女ではない。そのカエルを囲み、必死に頭を垂れていた東大卒のエリート銀行員たちだ。
彼らはノルマ達成のため、一介の女将に2兆7000億円という、関西国際空港の建設費をも上回る巨額融資を競い合った。
金という魔物は、人間の知性もプライドも容易に破壊する。
銀行の「親切な顔」に隠された残酷な実態
町工場の技術者として、私は『ナニワ金融道』そのものの現実を見てきた。
資金繰りに窮した中小企業に対し、銀行は救いの手を差し伸べるふりをして近づく。しかしその実態は「歩積み両建て」という手法で、貸付金の一部を強制的に預金させ、実質的な高利を貪るものだ。
不渡り手形一枚で、長年築き上げた工場も家族の平穏も一瞬で霧散する。父の工場の倒産により、私はその地獄を特等席で目撃した。
弱者の金を強者が奪い取る「戦場」の真実
相場の世界も構造は同じだ。
106億円をカジノで溶かす御曹司や、短時間で200億円を稼ぐ「ジェイコム男」がいる一方で、300円の飯代にも事欠き、パチンコ店のATMに魂を吸い取られる庶民がいる。
銀行の窓口では、孫のような年齢の行員が「安全です」と微笑みながら、高齢者に元本を食いつぶす「クズ投信」を売りつける。そして裏では、ノルマ達成を上司とハイタッチで祝っている。
これがこの世の、そして相場の「泥臭い現実」だ。
この現実から目を背け、魔法のような「聖杯」を探し求めているうちは、一生勝てない。
感情を捨て「数理の仕組み」にすべてを託す
相場は、弱者の「なけなしの金」を強者が合法的に奪い取る戦場にほかならない。 だからこそ、僕は「個人の意思」という不確かなものを捨てた。
冷徹な「数理の仕組み」にすべてを託し、ドブ板を這いずり回るような泥臭い検証を繰り返した。
その果てに手に入れた「ATM」という名の盾。 それだけが、欲にまみれたこの世界で自由を勝ち取る唯一の武器となる。
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