Last Updated on 2025年11月26日 by ぷーやん

ここ1ヶ月の日経平均の値動きは、もはや“とんでもない”という表現すら生ぬるい。
5万円の大台を突破したかと思えば即座に急落し、再び勢いよく5万円を回復して5万2千円を超える局面もあった。しかしその直後には4万8千円まで叩き落とされるという、目まぐるしい乱高下が続いている。
この期間の値幅は実に4,000円。5万円を基準にすればプラスマイナス2,000円の振れ幅だ。
1日で1,000円動くことが珍しくない日経平均相場は、もはや“通常のインデックス”というより、完全にハイテク銘柄のボラティリティそのものだ。

トレンドフォローならまだしも、騙しの波に巻き込まれる
これほど荒れた値動きでも、明確なトレンドさえ出ていればトレンドフォロー型の投資手法はなんとか生き残れる。
しかしここまで乱高下が激しいと“騙し”も比例して増える。当然、仕掛けがハマらなかったときの損失は膨れ上がり、精神的ストレスも尋常ではない。
その中で特に壊滅的な影響を受けているのが、日経平均オプションを利用した“高勝率戦略”――そう、オプションの売りである。
90%超えの勝率に潜む落とし穴──ショートストラングルの悲劇
オプション売りは、その勝率の高さから多くの投資家が魅力を感じる。
中でも、コールとプットを両方売り立てるショートストラングルは“最も勝率の高い”手法として知られ、一度は試したことがある人も多いだろう。
しかし今回のような異常なボラティリティ環境では、その高勝率戦略が裏目に出る。
ショートストラングルは「動かなければ儲かる」手法だが、1日1,000円以上動くことが当たり前になってしまえば、もはや防戦不可能だ。
この1ヶ月でショートストラングルを組んでいた人は、おそらく相当な損失を被っているだろう。言い方は悪いが、ポジションは“壊滅状態”に近いはずだ。
ではなぜここまで日経平均が動くのか?
今の相場を引っ張っている主要銘柄はたった3つ。
・ソフトバンク
・東京エレクトロン
・アドバンテスト
これらはAI・半導体関連の中核企業であり、世界的なAIバブルの恩恵を強く受けてきた。
しかし直近では半導体セクターに“陰り”が見え始めており、これが日経平均全体の下押し要因となっている。
指数がインデックスというより、わずか数銘柄の値動きに強烈に引っ張られる“アクティブファンド化”してしまっているのだ。
この異常ボラティリティはいつまで続くのか?
もちろん、この異常事態が永遠に続くわけではない。
しかし、今の相場は明らかに過熱しており、ファンダメンタルズよりセンチメントによって大きく揺さぶられている。
値動きが大きいのは投資家にとってチャンスでもあるが、今のレベルはもはや“異次元”。
ここからさらに半導体関連が失速したり、海外市場が荒れた場合には、さらに大きな波乱が起こる可能性すらある。
これは「勝ちに行く相場」ではなく「生き残る相場」
この1ヶ月の値動きは、投資家にとって試練以外の何物でもない。大きく動く市場で利益を狙うことはできるが、同時にリスクもかつてなく高い。
特にオプション売りなど“普段は勝てる戦略”ほど、こうした環境では牙をむく。
今は無理に勝負しに行くより、落ち着くまで「生き残ること」を最優先にすべき相場だと言えるだろう。
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