Last Updated on 2019年10月1日 by ぷーやん
ハワイで不動産投資は儲か る?
ハワイの物価が年々上がっている。
ワイキキのホテル宿泊代も例外ではなく、昨年と比べると更に高くなっている。
来年予定しているハワイファンドの旅行費用も更に上がる可能性もある。
ニューヨーク、ロンドン、パリと比べたらまだまだワイキキのホテルは割安感があるが、これまで以上にワイキキの宿泊代が上がることは間違いないだろう。
ワイキキの不動産の固定資産税は、昨年度と比べると30%以上の値上がりになっているし、ワンルーム・アパートの固定資産税が、ダウンタウンの2ベッドルームの1.6倍になっているという。
そんな状況を考えると、ハワイで不動産投資は儲かりそうな気もするが、現実にはかなり厳しそうだ。
例えば2千万円のワイキキの物件を20万円で貸すとすれば、管理維持費が毎月4万円、固定資産税が2万円、水道光熱費などが1万円、賃貸管理会社へ25%の5万円、最低12万円が必要経費になる計算だ。
月20万円の家賃収入で支払いは15万円
月に20万円の賃貸料が発生する物件には、さらに3万円の税金がかかり、トータルすると税金だけで何と月に15万円も支払わなければならない。
残りの5万円が毎月の利益になる計算だが、1年を通して常に貸出できるとは限らない。
仮に85%の占有率とすると、水回りや電気関係の工事、家具や電気器具などの定期的な買い替えなどと所得税を払うことを考えれば、年間5万円×10か月の50万円はほとんど手元に残らないだろう。
ハワイで不動産を購入して、日本でハワイの物件を管理していくことは思うほど簡単ではないということがわかる。
自分がハワイに行くとき利用して、使わない期間を貸出し、収入を得ようとするのは、不動産屋の宣伝文句であり、実際に不動産を購入すると後で地獄を見ることになる。
収入どころか、毎月持ち出して不動産を維持しなければならない人が少なくないのが現実のようだ。
だからハワイの不動産は家賃収入のキャッシュ・フローでの儲けはほとんど期待できず、長期に不動産の値上がりを期待するしかなさそうである。
ハワイでは今後、交通インフラとしての鉄道建設の計画があり、そのために莫大な予算が必要になっている。
そのため、ホノルル市はホテル宿泊税の値上げを考えているし、毎年のように値上がりする電気代、固定資産税、管理費がある。
「いつかはハワイへ行きたい」と思っているあなた。
今後、まだまだワイキキのホテルは高くなるので、行くならできるだけ早い方がいいかもしれない。