地獄の帰省ブルーにさよなら。夫婦バラバラに帰るのが結局一番幸せだった

Last Updated on 2025年12月27日 by ぷーやん

日経新聞の「セパレート帰省」という見出しを目にして、思わず膝を打った。
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUD1997Q0Z11C25A1000000/

ついに、あの不毛な苦行が「時代の遺物」として葬り去られようとしている。

昔からずっと思っていたのだ。なぜわざわざ長期休暇を使ってまで「居場所のない空間」へと自ら突っ込んでいくのか。

特に男の立場からすると、妻の実家への帰省ほど切ないものはない。

玄関をまたいだ瞬間から、そこはもう完全なアウェイだ。義理の両親から「座ってて」と言われるけれど、座った瞬間に「あれ、ここは誰の席だ?」と自問自答が始まる。

居間の隅っこで、置物のように静かに呼吸をし、ただ時間が過ぎるのを待つ。

あの独特の疎外感といったらどうだろう。

義父との会話は一向に弾まず、話題を探して脳内をフル回転させるが、出てくるのは「いい天気ですね」といった出がらしのような言葉だけ。

ふと時計を見ると、まだお昼前。体感速度ではもう3日は経過しているはずなのに、現実は非情だ。

最終的にはスマホを握りしめ、電波の入り具合を確認するフリをしながら、SNSという名の「外の世界」へ脱出するしかなくなる。

一方で、夫の実家に連れて行かれる妻の方も、たまったもんじゃなかったはずだ。

かつての日本では「夫の実家に帰るのが当たり前」という暗黙のルールがあったけれど、あれは令和の今から見れば相当な無理ゲーだった。

慣れない台所で気を使い、姑の視線を背中に感じながら、正解のない「手伝い」に奔走する。息苦しくないはずがない。

そんな光景を見て見ぬふりをしてきた、あるいは気づく余裕もなかった昭和・平成が終わり、ようやく「自然の流れ」がやってきた。

夫は夫で、妻は妻で、自分の親のところへ帰る。これ、実は最高に合理的で幸せな解決策じゃないか。

夫は自分の実家で、昔の自分の部屋に寝転び、母親の雑な料理を「これこれ」と言いながら食べる。

妻は自分の実家で、親友のような母親と心ゆくまでお喋りを楽しむ。親の方だって、気を遣わなきゃいけない「義理の息子や娘」がいるより、わがままでも自分の子供と水入らずで過ごす方が、よほどリラックスできるのが本音だろう。

「仲が悪いから別々に帰る」のではない。「お互いの自由を尊重するからこそ、別々に帰る」のだ。

日経の記事を読みながら、あのリビングの隅っこで絶望していた自分を思い出し、少しだけ時代の変化に感謝したくなった。

これからは、お互いに「じゃあ、それぞれの実家で英気を養ってこようぜ」と笑って手を振る。そんな軽やかな帰省スタイルが、これからのスタンダードになっていくんだろう。

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