Last Updated on 2026年1月11日 by ぷーやん

週末の未明、マーケットに激震が走った。
米雇用統計の発表、そして最高裁によるトランプ関税に関する重要判決。
投資家たちが固唾を飲んで見守っていた「嵐の金曜日」が、波乱なく通過しようとしたその瞬間、真打ちとも言えるビッグサプライズが飛び込んできた。
高市総理による衆議院解散の準備示唆。
この一報を受け、日経平均先物は夜間取引で猛烈な「爆上げ」を見せ、一方で為替市場では円が文字通り「暴落」した。
「サナエノミクス」の再始動:株高と円安の相克
高市総理の政治信条は一貫している。徹底した積極財政と金融緩和の継続だ。
今回の解散示唆は、政権基盤を盤石にし、この「攻めの経済政策」をさらに加速させる意思表示と市場は受け止めた。
- 株式市場:日経平均6万円へのカウントダウン積極財政による景気刺激と企業の投資マインド改善。これが投資家の熱狂を呼び、日経平均はもはや通過点としての5万円を超え、6万円の大台に向けたロケットに点火した格好だ。
- 為替市場:臨界点を突破した「円売り」一方で、通貨価値という点では深刻な事態が進行している。積極財政への期待は、そのまま財政悪化懸念と金利格差の固定化を意味する。ドル円は吹き上がり、円安の勢いは「やばい方向」——つまり、輸入物価のさらなる高騰や、円の信認低下を危惧させる水準へと足を踏み入れている。
ボラティリティの狂騒
現在のグローバルなマーケット環境と照らし合わせても、この「高市サプライズ・トレード」は整合性を持ちつつも、極めて極端な反応を示している。
これからのマーケットは、かつてないほどボラティリティが拡大する「荒れる相場」となる。投資家が意識すべきは、以下の3点に集約される。
- 期待先行のオーバーシュート: 政策期待が実体経済を追い越し、過熱感が一段と強まる。
- 円安の副作用: 株高の裏で進行する円安が、どこまで許容されるかという「通貨の臨界点」への挑戦。
- 政治リスクの再燃: 解散・総選挙という政治イベントそのものが、不確実性の火種となる。
荒波のあとに来るもの
「株が上がる」という事象は喜ばしいが、その背景にあるのは、国家の財政と通貨の価値を燃料にした猛烈な加速だ。
スイッチは入った。しかし、そのスピードが上がれば上がるほど、ハンドル操作は困難になる。
これからのマーケットは、単なる右肩上がりではない。
激しい乱高下を伴いながら、勝者と敗者を残酷なまでに分かつ「ボラティリティの狂騒曲」となるだろう。投資家は、この荒波を乗りこなすだけの覚悟と、冷静な出口戦略を問われることになる。
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