Last Updated on 2025年6月18日 by ぷーやん

今回は、東京時間、とりわけ日経平均先物を対象としたデイトレードについての考察だ。
国際的な政治情勢、G7サミット、貿易摩擦、そしてそれらがマーケットに与える影響を俯瞰しつつ、今後求められるトレード戦略について整理しておく。
トランプの突然の帰国とG7の形骸化
カナダで行われたG7サミットにおいて、トランプが急遽ワシントンに帰国するという異例の展開となった。これは多くの首脳にとって寝耳に水であり、とりわけ貿易や関税交渉を行う機会を狙っていた各国首脳にとっては肩透かしとなった。
トランプにとって、今の世界情勢は有事に等しく、国際会議などに時間を割いている余裕はなかったという判断だろう。
G7はかつてロシアを含めたG8として発展した経緯があるが、オバマとカナダのトルドーによりロシアが排除された。その結果、ロシア中心の地政学的問題が山積する中、当事者不在で議論だけが空転するという本末転倒の場になっている。
このような無力化したG7に対し、トランプは正面から持論を展開した。
他の首脳たちは、トランプに対して腫れ物に触るような対応を取り、議論を深めることもできず、ただ耐えているような印象だ。もはやG7の役割は終わった。
不安定なマーケットと「予測不能相場」
こうした地政学的リスクや政局の混乱、貿易摩擦などがマーケットに与える影響は甚大である。
市場は連日大きく乱高下し、暴落に見えた翌日に急反発するなど、説明のつかない値動きが頻発している。
このような状況下では、マクロ経済指標やテクニカル指標といった従来の分析手法では対応しきれず、予測そのものが困難な局面に入っていると言える。
東京時間におけるデイトレードモデルの変化
この市場環境を踏まえ、東京時間における日経平均先物のデイトレード戦略について再検討する必要がある。
これまで構築してきたモデルは、順張りと逆張りの両方をバランスよく組み合わせていた。
だが、昨年以降、順張りモデルは過去最大のドローダウンを更新し、機能不全に陥っている。一方、逆張り戦略は引き続き安定しており、むしろ現在のような予測困難な相場においては有利に働いている。

逆張り戦略の一貫した優位性
特筆すべきは、2006年から長期間にわたり運用と検証を重ねてきた逆張りモデルである。このモデルは外部のマクロ指標や経済指数などをの特徴量を一切用いず、日経225先物の値動きのみに着目してアルゴリズムが構築されている。
その結果として、20年近くにわたり安定した右肩上がりの成績を維持しており、大きなドローダウンも見られず、現在も最高値を更新し続けている。これは極めて優れたモデルであり、予測不可能な市場状況においても信頼性の高い戦略であることを示している。

これから求められる戦略とは
現代の相場環境においては、順張りだけに依存したモデルではリスクが大きく、対応しきれない局面が多い。
むしろ、逆張り的な発想と構造を取り入れたトレードモデルが、今後の相場において有効であると考えられる。
以下のグラフを参照すれば明らかなように、順張りモデルは2024年後半から成績が大幅に悪化している(オレンジ)。一方、逆張りモデルは直近も堅調な上昇を維持しており、現在もその有効性を証明し続けている(ブルー)
↓

このような相場状況においては、単なる予測ではなく「反応」に基づく戦略が最適解であり、柔軟かつ堅牢なモデルの構築が不可欠となるだろう。
次回は崩壊した東京時間のデイトレ順張りモデルについての対応策を考えてみる。
PS

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