
銀行が20代の若者をファンドマネジャーに抜擢するという話題
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUB176XE0X10C25A7000000/
これはまさに時代の転換点を象徴する出来事に思えてならない
数百億〜数千億円という巨額の資金を動かす世界 そこにおいて通常は30代や40代のベテランしか許されなかった「運用の最前線」に いきなり20代の若者が立つという事実 これは重い
しかも ただ配属されるだけではない
15億円という試験ファンドの資金のうち、その若者に2億円を任せ 為替フォワードを駆使した投機的な売買を本気でやらせてしまうというのだからメガバンクの腹の据わり方には驚愕せざるを得ない
投機売買、 つまりは短期的な値動きの勝負。まさにギャンブルに近い取引をしかも20代の若手に委ねる。
これは従来の銀行像からすれば破格であり異例であり そしてどこか危うい香りが漂っている。
若者がギャンブル的な為替トレードを繰り広げそれを大手金融グループが全面的に後押しする。その構図は 日本の銀行がいよいよウォール街化してきたのではないかと感じさせるものだ。
もちろん その背景にはクオンツ運用という新しい潮流がある。
数学モデル、データ AI、 プログラミング こうしたキーワードが次々と現れ 若者が先輩を凌駕できる新領域として脚光を浴びている。
彼らの武器は経験ではなくアルゴリズム。
市場の値動きを統計的に読み解き 自動的に仕掛けを組み立てる。それを銀行は「未来の投資の形」として認め 免罪符のように掲げて若者に資金を託している。
だが その実態はやはり投機的なトレードであり、いわば高度に数理化されたギャンブルに他ならない。
それにしても メガバンクがここまで若者に任せるとは 太っ腹と言うべきか 無謀と言うべきか・・。成功すれば「若手抜擢の先見性」として称賛されるだろう。失敗すれば「軽率な賭け」として批判の的になるだろう。まさに銀行自身もまたギャンブルをしているのだ
こうして少しずつ少しずつ銀行も資産運用会社も、クオンツやAI デジタルという響きの良い言葉を使いながら ウォール街さながらのギャンブル的運用へと歩を進めている。
そして その先には 投資信託を買う普通の人々の生活がある。
NISAを通じて投資に参加する人々の資金は こうした若手ファンドマネジャーの投機売買にも間接的につながっている。だからこそ この流れをどう受け止めるのかは単なる金融業界のニュースではなく私たち一人ひとりの暮らしに直結する問題なのだ。
経験ではベテランに勝てなくても ITやプログラミングを駆使して市場に挑む若者。彼らの登場は希望であり光である。しかし同時に その希望がギャンブルという影を帯びていることも否定できない
銀行がその影をどこまでコントロールできるのか?
それが日本の資産運用立国の未来を決定づけていくのだろう。
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