Last Updated on 2026年2月21日 by ぷーやん

どれほど優れた「知能(ロジック)」も、脆弱な「肉体(インフラ)」では機能しない
システムトレードにおいて、ロジック以上に重要なのが、それを24時間安定して稼働させるための「インフラ維持管理術」だ。
町工場の1億円する精密旋盤も、電源が不安定ならただの粗大ゴミと化す。同様に、自宅PCでの運用という「設計ミス」を排除し、インフラを徹底的に要塞化することこそが、25年間システムダウンを経験せずに集金を続けてきた私の生存戦略である。
自宅環境には制御不能な「ノイズ」が溢れているから
多くの個人投資家が自宅PCでシステムを動かそうとするが、これは技術者の視点では極めて危うい。
- 物理的リスク: 停電、落雷、地震などの天災。
- システム的リスク: OSの強制アップデートによる再起動、通信回線の寸断。
- 人為的リスク: 家族やペットが誤って電源ケーブルを抜く事故。
これらのノイズを排除し、システムが正常に動作し続けるための「無菌状態」を維持しなければ、永続的な富の構築は不可能だ。
VPS活用と「動いているものは触るな」の鉄則
私はインフラの安定性を確保するために、以下の3つの防衛策を徹底している。
- VPS(仮想専用サーバー)の利用: データセンター内の強固なサーバーを借りることで、自家発電装置と超高速多重化回線という「軍事レベル」の安定性を手に入れる。
- ソフトウェア仕様変更への対応: 2014年のMT4「ビルド600」問題のように、OSやプラットフォームのアップデートは動作不良の引き金になる。技術者の鉄則は**「動いているシステムは、理由なくいじるな」**だ。安全が確認されるまでアップデートを遮断する管理がオーナーの責務である。
- 緊急停止マニュアルの整備: 大阪証券取引所のシステム障害のような「外部要因」は必ず起こる。その際、パニックにならずに「手動決済」や「電話発注」を行うための行動指針を紙に書き、ディスプレイの横に貼っておく。
こうした地味で退屈な保守作業を愛せるかどうかが、富のオーナーへの昇格条件となる。
手法という「知」を、インフラという「器」が台無しにしないようにせよ
インフラ維持管理は決して華やかな作業ではない。だが、この「退屈な保守」を徹底した者だけが、世界中のどこにいてもスマートフォン一つでシステムの稼働を確認し、自由な時間を享受できる権利を手にする。
物理的なトラブルをゼロにすることはできないが、仕組みによって「限りなくゼロに近づける」ことは可能だ。自宅PCを卒業し、VPSを契約して緊急時マニュアルを整備せよ。あなたが「整備士」としての腕を磨いたとき、システムは真の意味で「一生モノのATM」へと進化する。
次回、第5回はいよいよ本書の最終回だ。「相場は僕のATM!?から、あなたのATMへ ~自由の哲学の完成~」。これまでの全てのノウハウを総括し、あなたが今日から踏み出すべき「自由への第一歩」を熱く語り尽くそう。
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