Last Updated on 2026年3月13日 by ぷーやん

地政学リスクと「月曜窓」の10年データから見えるもの
株式市場や為替市場では、金曜日の大引けから月曜日の寄り付きまでに生じる「週末ギャップ」がたびたび話題になる。
特に近年は、その振れ幅が以前よりも大きくなっている印象がある。
背景にあるのは、明らかに地政学リスクの増大だ。
最近の世界情勢を見ても、週末に重大なニュースが飛び込むケースが増えている。
軍事作戦や政治的決断が、市場が閉まっている週末に行われる傾向が強まっているからだ。
たとえば、
・ベネズエラ情勢
・イラン問題
・ホルムズ海峡の緊張
こうしたニュースは、マーケットが開いていないタイミングで発生することが多い。
その結果、月曜日の朝に大きなギャップを伴って市場がスタートする。
原油価格高騰と「石油ショックの記憶」
現在、市場では原油価格の急騰が大きなテーマになっている。
報道ではガソリン価格がリッター30円近く上昇する可能性も指摘されている。
ここで思い出されるのが、昭和の石油ショックだ。
当時、日本ではトイレットペーパーの買い占め騒動が発生した。
令和の時代に同じことが起こるとは考えにくいが、石油ショックを実際に経験した世代はその記憶を鮮明に覚えている。
もし原油高がさらに進めば、心理的な不安が引き金となり、思わぬパニック的な行動が起きる可能性もゼロではない。
マーケットは常に、経済だけでなく人間心理でも動く。
過去10年のデータが示す「週末ギャップ」
過去10年間のデータを見ると、金曜日→月曜日のギャップは明確にボラティリティが大きい。
チャートは、週末の価格差(ギャップ)を集計したものだ。

特徴は非常にシンプル。
- 他の曜日より明らかに変動幅が大きい
- 地政学イベントの影響を受けやすい
つまり、週末をまたぐポジションは構造的にリスクが高いということになる。
平日の値動きとは、リスクの種類がまったく違う。
週末ポジションは危険か、それともチャンスか
週末リスクは多くのトレーダーが避ける。
そのため、金曜日にはポジション整理が起こりやすい。
しかし視点を変えると、こうも言える。
週末ギャップは巨大な利益機会になる場合がある。
もし定量的な傾向を把握できれば、
- ギャップ狙い
- ギャップ埋め戦略
- ボラティリティトレード
など、戦略の幅は一気に広がる。
つまり週末は、単なるリスクではなく、統計的エッジを生む可能性のある時間帯でもある。
今週の金曜日、何が起きるのか
今日は3月13日、金曜日。
世界情勢は依然として不安定。
中東情勢、原油価格、政治リスク。
週末に何が起きても不思議ではない環境が続いている。
その結果として、月曜日の市場にどのようなギャップが生まれるのか。
週末ポジションを持つ者にとって、それはリスクにもなり、チャンスにもなる。
PS
「検証・アノマリー」カテゴリーには目からウロコの検証事例が満載です。是非こちらもお読みください。
この記事の監修者:ぷーやん(35年の実績)
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