225先物プットオプションがめちゃくちゃ高いので売れば儲かる話

Last Updated on 2020年3月8日 by ぷーやん

しかし日経225先物よう下がりますなー
金曜日のNY時間に更に400円以上も下落し、2万円割れ目前の水準になっている。

塩漬け宣言しているあなたの顔が目に浮かぶ

ある経済評論家の話によると、日銀が爆買いしている日本株の損益分岐点が18,000円で、そこを割ると日銀が保有する日本株の損益がマイナスになるという恐ろしいことが起こるらしい。

今や日本企業最大の大株主と言ってもよい日銀は、既に金利はマイナスになり、これ以上金利を下げることができないので、やれることは株を買う事だけ。

おそらく2万円を割り込むような事態になれば、日銀は鬼の様に買い支えるだろうから、当面は2万円が鉄板の底値の様に見える。

相場に絶対はないから、仮に2万円を下にブレイクアウトしたら、マーケット関係者はそれこそどうなるのだろうという未知の不安に駆られるはずである。

「俺の持ち株やっべーな、でも売るに売れねえし、ううう・・しばらく株価は見ないことにしよう」と塩漬け宣言しているあなたの顔が目に浮かぶw

225先物プットオプションがめちゃくちゃ高いので売れば儲かる話

昨日は、株価が下落している局面では「空売り」すれば儲かるという記事を買いたが、もう一つ「オプション」という手法を使えばこうした下落局面でも利益を出せるやり方がある。

日経平均株価を原資産とした、日経225オプションという商品を使うやり方だが、オプションについてここで詳しく説明するのは面倒なので、興味のある方はググっていただきたい。

ここでは簡潔にどうやって儲けるのかだけを説明しよう。

オプションには、コールとプットというのがあり、今後相場が上昇すると思えばコールを買い、下がると思えばプットを買う。

今は暴落相場なので、多く人はプットを買っている状態で、プットの値段がとてつもなく跳ね上がっている。

オプションは買いだけでなく売りもできるので、とてつもなくバカ高い値段が付いたプットを売ることで儲けようという作戦である。

オプションの原資産は日経平均株価なので、プットを買うという事は、今後さらに日経平均が下落すると予想している人が多くいるということで、当然人気が殺到し値段が高くなる。

3月6日の日経平均株価は20749円

しかし日経平均に連動する225先物は、その後NY時間に更に下がり20,320円に

金曜日の取引が終了し、激動の1週間が終わりやれやれと思っていて寝ている間に、朝起きたら更に下がって「ギャー」という悲鳴が。

そこでプットオプションの値段を見ると、なんと権利行使価格が18,000円のプットが45円というアホみたいに高い値段がついている。

権利行使価格が17,000円のプットなど、残り1週間足らずのSQを考えれば通常は値段などついていないのだが、15円も値段がついている。

オプションの仕組みを知らない人は、何を言っているのか全く理解できないと思うが、超簡単に説明すると、仮に18,000円のプットを1枚売り、来週の13日の金曜日の朝までに、日経平均が18,000円を割らなければ、1枚当たり45,000円儲かるということだ。

いくら何でも来週の金曜までに、現在20700円台の日経平均が18,000円まで下がることは絶対に無いと決めつけたら、がっつりと18,000円のプットを売れば99%の確率で儲けることができるという話である。

99%以上の勝率も当たり前のオプションの売りだが、ブラックスワンが訪れた時、すべては終わる

ただし、万が一、億が一にも、18,000円を割り込むようなことが起こると、あなたの持ち家やすべての資産が吹っ飛ぶことになる。

勝率の高い勝負はスケベ心が出てくるが、これで死んだ人も過去沢山いるので、決してお勧めしているのではなく、相場にはこういう勝負もさせてくれるという、まさにカジノだということを覚えておこう。

カジノなら持っているチップ以上の損はないが、オプションの売りというのは、チップ以上の損失を被ることがあるので、この点でいえば、オプションの売りというのはある意味禁断のやり方であるので要注意だ。

つまりオプションの売りというのは、地震保険を安い保険料で掛けることができる保険会社のようなもので、あなたが保険会社だと思えばわかりやすい。

地震はめったに起きないので、毎月保険料があなたの財布に入ってくるが、いざ地震が起こると莫大な保険料を払わなければならないので、あなたの財布が空っぽになるばかりか、それ以上の保険料を払う羽目になるということだ。

99%以上の勝率も当たり前のオプションの売りだが、ブラックスワンが訪れた時、すべては終わる恐ろしいものでもあるのだ。

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