ドテンモデルが絶賛ドローダウン中

日経平均先物のトレンドを常に追いかけるタイプのトレンドフォロー型のドテンモデルは、現在、非常に厳しい状況に陥っている。

モデルの成績が大幅に低下しており、いわゆる「ドローダウン」が続いている。しかもこのドローダウンは一時的なものではなく、かなり長期にわたって継続しており、その回復の兆しすら見えないというのが現状だ。

思い返せば、昨年の春頃まではこのモデルは非常に順調で、マーケット環境とうまく噛み合い、トレンドを捉えては利益を積み上げる理想的な展開が続いていた。

しかし、その後マーケットの環境は大きく様変わりし、従来通りのシグナルがことごとく裏目に出るような展開が目立つようになった。

トレンドが出たと判断してポジションを取った直後に、マーケットが反転するというパターンがロングサイドでもショートサイドでも頻繁に発生している。

そのため、サインがすべて逆サインになってしまい、モデルにとっては非常に分の悪い展開が続いている。下のグラフにも表れている通り、ドローダウンは止まる気配を見せず、むしろさらに深刻化しているようにも感じられる。

このような状況が続いていることは、単にモデルの出来が悪いという話にとどまらず、相場そのものの環境が、トレンドフォロー型のアプローチにとって極めて不利な局面にあることを示しているとも言える。

つまり、相場が一方向に明確なトレンドを描かず、上がったかと思えば急落し、下がったかと思えば急騰するという、いわゆる乱高下の激しいレンジ相場がこの2年近くにわたって続いているということでもある。

そう考えると、現在のようにトレンドフォロー型モデルが連続的にドローダウンを起こしているという事実は、裏を返せば、逆張り的なアプローチのほうが今の相場環境にマッチしており、より高い成功率を収めている可能性があるとも考えられる。

もしトレンドフォロー型のサインを単純に逆手に取り、逆張りモデルとして活用すれば、もしかすると有効に機能するかもしれない。

とはいえ、この乱高下のレンジ相場が今後どこまで続くのか、あるいはいつ方向感のあるトレンド相場に戻るのか、その予測は極めて困難である。

もちろん、こうした逆張り優位の相場が永遠に続くはずもなく、必ずどこかの時点で環境は転換するはずである。しかし、その「どこか」がいつ来るのかが問題であり、それが見えないことがトレンドフォローモデルにとって最もつらい局面だと言える。

こうした耐え忍ぶべき期間においては、モデル運用者としても神経がすり減る思いをせざるを得ず、精神的な負担は非常に大きい。

何をしても裏目に出る感覚、相場に翻弄される無力感、そしてトレンドが出ることをひたすら信じて耐え続ける苦しさは、経験者でなければなかなか理解し難い。本当に、辛い時期だ。

幸いなことに、現在のところ短期のスイングトレードを前提としたモデルが比較的安定した成績を維持しており、順調に機能している状況が続いている。

この短期スイングモデルのパフォーマンスが安定しているという事実は、現状のような方向感の乏しい、かつ乱高下の激しいマーケット環境の中において、非常に心強い要素であると感じている。

現時点では、中長期的なトレンドを追いかけるタイプのモデルが苦戦を強いられている一方で、比較的短期的な時間枠で売買を完結させるスイング型の戦略に関しては、市場の乱高下による悪影響をある程度回避できており、相場の急な変動に振り回されにくいという特徴が功を奏しているように思われる。

そのため、しばらくの間は、短期的なボラティリティを狙うような時間軸の短いモデルに重きを置いて運用していくことが、現在のような明確な方向感が定まらず上にも下にも激しく揺れる不安定な相場に対しては、比較的リスクを抑えたアプローチになるのではないかと考えている。

要するに、今のように大きなトレンドが発生しにくく、むしろ上げと下げを短期間で繰り返すような荒い動きが支配するマーケット環境では、短期スパンで完結するスイング型のモデルの方が、現在の市場特性とうまくフィットしており、一定の優位性を持って機能しているように見受けられる。

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