2025/10月の成績

Last Updated on 2025年11月7日 by ぷーやん

【10月の相場振り返り】日経平均の怒涛の上昇、その背景にある“通貨の幻”

10月の日本株市場は、まさに“異次元”の強さを見せつけた1ヶ月だった。

日経平均株価はこれまでの常識を覆す勢いで上昇を続け、月間の上昇率は実に16%超という驚異的な数字を記録した。

この月間上昇率は、1990年10月以来の上昇率であるとも報じられ、過去を振り返っても、これほど一方向に強烈に上がり続けた月はそう多くはない。まさに「すさまじい上昇の1ヶ月」であったと言っていいだろう。

しかし、ここで誰もが抱く疑問がある。
一体、この株高は何によって説明できるのか?

表面的には企業の業績改善や景気の回復などが取り沙汰されているが、果たして本当にそうなのだろうか。
最近では、「株価の上昇=企業の実力」と単純に結びつけるのはもはや幻想だという見方が市場の主流になりつつある。

株高の正体は“通貨の希薄化”か

実際のところ、この株価上昇の根底には、通貨価値の希薄化があるのではないかという考え方が広がっている。

つまり、企業のファンダメンタルズそのものが劇的に改善したわけではなく、円という通貨の価値が相対的に下がっているため、見かけ上株価が上がっているように見えるという現象だ。

円の購買力が落ちているということは、同時にドルなどの他通貨に対しても円が弱くなっているということを意味する。

この結果、日本株の上昇スピードがアメリカ株を上回るような局面が見られるのだが、それは単に「日本企業がアメリカ企業より強い」という話ではなく、円の価値がドルに対して急速に希薄化している裏返しでもある。

要するに、“株が上がっている”のではなく、“お金の価値が下がっている”――そういう構図が浮かび上がってくる。

トレンドフォローモデルが輝いた1ヶ月

こうした一方的な上昇相場では、当然ながらトレンドフォロー型の運用モデルが大きな成果を上げた。

価格が右肩上がりに動く局面では、波に乗る戦略が最も効率的で、1トレードあたりの損益率も大きくなる。
一方で、逆張り型の戦略はこのような環境ではほとんど機能せず、むしろ苦しい展開となった。

10月の市場は、まさに“トレンドフォローがすべてを制した月”だったといえる。

しかし、投資というものはそう単純なものではない。どんなに勢いのあるトレンドも、いつかは必ず調整を迎える。
そして、トレンドが終われば、次に訪れるのは“レンジ相場”や“調整局面”だ。

相場の変化に備える ― モデルの多様化が鍵

このため、運用モデルを設計する際には、トレンドフォロー型と逆張り型を適切に組み合わせることが非常に重要になる。

どちらか一方に偏ってしまえば、相場の転換点で一気に成績が崩れてしまうからだ。

過去の経験からも明らかなように、トレードモデルの数が多ければ多いほど運用は安定する

つまり、さまざまな市場環境に適応できる柔軟なポートフォリオを構築することが、長期的に生き残るための鍵になる。

来月への展望 ― 調整は近いか?

さて、この上昇トレンドがいつまで続くのか。

個人的な見立てとしては、そろそろ大きな調整局面が訪れるのではないかと思っている。

一本調子の上昇が永遠に続くことはなく、相場とは常に「上がったら下がる」を繰り返す生き物だ。
過熱感が強まる今こそ、慎重にポジションを見直すタイミングかもしれない。

市場は常に変化している。

だからこそ、トレンドに乗る勇気と、潮目の変化を見極める冷静さ――この二つを併せ持つことが、投資家にとって最も大切な資質なのかもしれない。

10月の日経平均先物の値動き(〇印)

日経VI指数

2025/10月成績 

(ミニ1枚)
ドテン(標準)+203,000円
スイングver4   +682,500円(最高益更新)
スイング・Harvest +3,500円
東京デイver2.0(順)-14,500円
東京デイ(逆)+18,500円
ナノ・ディップ +0円(最高益更新)
ナノ・モメンタム +392,500円(最高益更新)

計 +1,285,500円

10月の勝者はやはりトレンドフォロー系だった

前述の通り、10月の相場はまさに“圧倒的な上昇トレンド”が支配した1ヶ月だった。

日経平均をはじめとする主要指数は息つく間もなく上昇を続け、押し目らしい押し目もないまま高値を更新していった。

そんな相場環境の中で、最も力を発揮したのがやはりトレンド系の運用モデル群である

中でも、ドテンモデルスイングモデル、そしてナノモメンタムモデルの3つが大きく存在感を示した。

これらは共通して、相場の勢い(モメンタム)を素早く察知し、その波に乗ることを得意とする戦略である。
特に10月のように方向感がはっきりしている上昇相場では、こうしたモデルのパフォーマンスが如実に光る。

ドテンモデルはその名の通り、上昇から下降、下降から上昇へとトレンドが切り替わる瞬間に即座にポジションを反転するタイプの戦略だ。

相場の流れが明確でスピード感のある環境では、このドテン戦略が持つ反応の速さが圧倒的な優位性となる。

一方、スイングモデルはもう少し中期的なトレンドに焦点を当てており、数日の値動きを捉えて波に乗るタイプだ。
10月のような持続的な上昇相場では、まさに“うねり取り”の理想形となった。

さらに、ナノモメンタムモデルは短期的な値動きの勢いに特化したモデルで、まるで市場の呼吸を読むかのように細かくエントリーとエグジットを繰り返す。

結果として、10月はこのモデルにとっても非常に恵まれた環境であり、複数のトレードで着実に利益を積み上げることができた。

対照的に、逆張り系モデルの動きはやや物足りないものとなった。

スイングハーベストモデルやナノディップモデルなどは、基本的に「行き過ぎた価格の戻り」を狙うタイプの戦略だが、今月はその“戻り”がほとんど訪れなかった。

特にナノディップモデルに至っては、10月中、一度もトレードの機会がなかったという珍しい結果になった。

これは、それだけ相場が一方向に強く動き続け、押し目らしい押し目を形成しなかったということを意味している。

つまり、トレンドフォロー勢がひたすら上昇の波に乗り続けた一方で、逆張り勢はその波をただ見送るしかなかった1ヶ月だったといえるだろう。

もっとも、この状況が永遠に続くわけではない。

むしろ相場というのは常に循環し、トレンドが終われば必ずレンジ(もみ合い)相場がやってくる
そのときこそ、今回出番がなかったスイングハーベストモデルやナノディップモデルが再び力を発揮する局面となるだろう。

レンジ相場では、価格が一定の範囲内で上下を繰り返すため、トレンドフォロー型の戦略はだましに遭いやすくなる。

一方で、逆張り型はその“行き過ぎ”を捉えて利益を積み重ねることができる。
つまり、市場環境の変化がそのままモデルの主役交代を意味するということだ。

モデルの多様性こそ最大の強み

このように、ある月はトレンド系が輝き、また別の月は逆張り系が主役になる。

重要なのは、どちらか一方に依存することではなく、環境に応じて自然に入れ替わるポートフォリオ構成を持っておくことだ。

多様なモデルを組み合わせておくことで、どんな相場でも安定した成果を狙うことができる。

10月はトレンドフォローの月だった。

しかし、11月以降はまた違う顔の相場がやってくるかもしれない。
だからこそ、次に訪れるであろうレンジ局面に備え、今は静かに逆張りモデルを整備しておく時期なのかもしれない。

月次 2024年~ 

日付ドテン標準スイングver4スイング・Harvest東京デイ順ver2.0東京デイ逆ナノ・ディップナノ・モメンタム損益計
2024/1139,500160,000302,00054,000-180,00029,000-12,000492,500
2024/280,500241,00053,500-20,5005,000150,000194,500704,000
2024/3-284,00068,500-30,50021,50057,500271,50072,800177,300
2024/4-116,000188,00081,000101,500109,500159,50011,500535,000
2024/5-188,000103,000150,500-34,00087,00039,000-163,500-6,000
2024/6-364,00079,500116,000-36,000-35,000179,000-26,500-87,000
2024/7410,500-33,000173,500181,50042,000-127,840359,0001,005,660
2024/896,500477,000167,50021,500-7,000-76,380-162,000517,120
2024/944,000222,000263,000116,500213,5006,970296,5001,162,470
2024/10144,500245,000397,500-80,500209,500161,14082,5001,159,640
2024/11-400,000-6,500190,000111,00099,50014,750-110,000-101,250
2024/12-255,50048,50033,00076,00025,730-4,500-76,770
2025/1-215,000-132,500182,50042,00073,000243,50059,000252,500
2025/2-87,50063,00038,000-52,00033,500148,500-34,500109,000
2025/374,50042,000111,00083,500-68,00041,00057,500341,500
2025/4-506,000334,000-54,000-56,0006,00044,910129,500-101,590
2025/5-453,50020,00018,0004,00089,500168,000-88,500-242,500
2025/6-263,500-37,00081,50023,000-5,500155,0001,000-45,500
2025/7-52,00051,50081,000-23,50099,500127,000-123,540159,960
2025/8-188,000197,000-70,000-6,500-186,000-21,050-39,000-313,550
2025/9117,000-145,000-91,500-38,50071,500275,000140,000328,500
2025/10203,000682,5003,500-14,50018,5000392,5001,285,500

2015~

ドテンモデル(標準)

2025/10月
ドテン(標準)+203,000円

2015~

スイングモデルスイングHarvestモデル

2025/10月
スイングV4 +682,500円
スイング・Harvest  +3,500円

年次 2015~

東京時間デイトレ(順張り+逆張り)

2025/10月
東京デイver2.0(順)-14,500円
東京デイ(逆)+18,500円

2015~

ナノ・ディップ+ナノ・モメンタムモデル

2025/10月
ナノ・ディップ +0
ナノ・モメンタム +392,500

ナノ・ディップモデルについて

ナノ・モメンタムモデルについて

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