ドンキホーテの成功はまさに相場の法則そのもの

Last Updated on 2024年6月28日 by ぷーやん

ドン・キホーテ創業者の安田社長の本『運』を読んだ。

彼は1店舗から2兆円企業に成長させ、この30年間全く成長していない日本市場の中で、34期連続増収増益という奇跡のような業績を達成した。

読後の感想を一言で表すなら、「相場の法則でドン・キホーテを経営していたんだな」というものだ。

安田社長は若い頃、プロレベルの麻雀で生活費を稼いでいたという経歴の持ち主だ。

その後、小売業に転身したが、成功する人々は勝負師的な相場観を持っているところが共通している。

相場の成功法則は、基本的に損小利大であり、ポジションが危うくなればロスカットし、利益は最大限に伸ばす。

事業もこれと同じで、ダメだと思ったらすぐに撤退し、これはと思う時は、とことん投資を重ねて業績を伸ばすべきだ。

しかし、ほとんどの大企業サラリーマン社長は損切りの判断が遅れるため、大きな損失を生む。

例えば、農林中金が米国債の運用で1.5兆円もの巨額損失を計上したのも、まさに損切りができなかったからだ。

安田社長が言及する「大数の法則」も興味深い。

私たちは運に左右されるプレイヤーではなく、ハウスになるべきだという。短期的なツキに恵まれる例外を除けば、プレイヤーはハウスに対して中長期的には絶対に勝てない。

大数の法則は、サンプルの数が多ければ多いほど、その平均が母集団の平均に近づくというもの。

つまり、人生においては常にチャレンジを続け、サンプル数を増やし、運が良くなる行為を数多く続ければ、大数の法則により負ける確率が減るということだ。

運は本人の意思と努力次第である程度コントロールが可能だともいう。安田社長は人によって運の総量そのものに大差はないと考えている。

運を良くする行為、運を悪くする行為によって、各人の運の総量が変わっていく。運の良い人とは運を使い切れる人であり、運の悪い人は運を使い切れない人。運とは自らの行動によって機能する変数のようなものという。

長期的な運と短期的な運は全く別物だということだ。結論から言えば、勝負事などの短期の運をコントロールすることは実質的には不可能であるが、人生とビジネスにおける中長期的な運であれば十分にコントロールが可能なのだ。

何事にも本質というのがある。

事業も相場で資産運用するのも目的は利益の最大化である。

この本は現実から遊離した言葉遊びや禅問答的な議論ではなく、安田社長がこれまで採用してきた手法の中で、最も確実かつ効果の高かったもの紹介している本だ。

どんな事業であれ、経営者に必要なのはこういうマインドを持つことだと思う

PS
たった1銘柄、しかもデイトレードでテンバガーを狙う手法を無料公開中。マーケットインパクトを避ける為に期間限定の公開なので興味のある方はお早めにチェックを。
たった1銘柄、しかもデイトレードでテンバガーを狙う手法

今日もお越し下さりありがとうございます
応援よろしくお願いします!

先物・オプションランキング

メルマガ詳細

【オンライン無料相談】

オンライン無料相談始めました。ご自身の運用についてのお悩みや、新しい運用のネタのきっかけを探しておられる方は、お気軽にご相談ください。

オンライン無料相談

【なんちゃってデイトレード】

「なんちゃってデイトレ」では、今回の記事のように海外の商品先物などをフィルタに使ったモデルを公開しています。

なんちゃってデイトレード

【勉強会のご案内】

不定期で資産運用の勉強会を開催しています。

株、ETF、先物、FX等、ジャンルに関わらず、収益機会があればどんな金融商品にも積極的に投資を行い、相場をATMにすることを目的とします。

安定的に最高のパフォーマンスを継続させるには、運用モデルの開発やブラッシュアップを絶えず行う必要があり、新しいアイデアや運用モデル、マーケット情報を勉強会のメンバーと共有します。

勉強会の開催は随時ブログでご案内しますので、ご興味がありましたら是非ご参加ください。

現在開催中の勉強会はこちら

Youtube

Youtubeチャンネルでは、僕の35年間の相場経験から学んだ相場で起こる様々なアノマリーや投資本で紹介された投資法を実際に検証し、その結果を公開しています。少しでもご自分の運用アイデアの足しにでもなればこんなに嬉しい事はありません。是非チャンネル登録お願いします。

———————————————————————-

(Visited 32 times, 5 visits today)