相場の研究・資料


株価は予想することができない?

株価を予想することができないと言うは、今日の株の動きは明日の株の動きとは関係ないと言う。

なぜなら株価は確率変数の影響を受けるというのが理由で、あくまでも市場は効率的であるというランダム理論は多くの人に受け入れられている。

しかし値動きに全く依存関係がないというのなら、長期的には市場は50%の確率で上げ、50%の確率で下げることになる。

これはコイン投げと同じで、コインは記録を持たない。つまりコインを投げるたびごとに表が出るか裏か出るかはそれまでの結果に左右されることはない。

火曜日にコインを投げても、表と裏が出る確率はそれぞれ50%で何曜日に投げても確率は変わらない

もし価格の動きがランダムならば、日々の値動きの絶対値は曜日にかかわらずほぼ同じになるのではないか?

もし価格がランダムなら上昇傾向や下落傾向が極端に強い曜日はないのではないか?

市場が記憶を持たないのなら、あなたがいつコイン投げをしようと、つまりいつトレードしようと問題ではないはずである。

しかし実際の市場では残念ながら、こうしたランダムの動きにはならず至る所に隔たりが生じている。

こうした頭の良い人たちの話に耳を傾ける代わりに、実際の現場の声に耳を傾けてみよう。

ある日の価格と翌日の価格との間に関係はあるのか?

ある日の価格パターンと翌日の化学パターンの間に関係はあるのか?

ある日の値動きと翌日の価格に常に影響を与える関係はあるのかどうかを調べてみた。


FXの値動きと曜日の関係

始値から終値までの値幅は曜日によって違うのか?
値幅の大きさは曜日によって違うのか?

検証期間2010年~2022年

1→月曜日、2→火曜日・・・・、5→金曜日


ドル円


月曜~水曜日は上昇し、水曜日に上昇幅が最も大きい。木~金は下落し、金曜日の下落幅が大きい。


水曜日は安定して上昇している

木、金曜日は他の曜日に比べて大きく動く。


ユーロ円

ドル円と同様に月・水曜日に大きく上昇し、金曜日に大きく下落する

木曜日が一番大きく動く


ポンド円

水曜は上昇幅が市場大きく、金曜日が下落幅が一番大き

水曜の上昇と金曜日の下落が極めて対称的

月曜日の値幅が一番小さい


オーストラリア円

月~水に掛けて上昇し、木~金に下落する傾向。

月曜日の上昇と、金曜日の下落が対照的

月曜日の値幅が一番小さい


ユーロドル

月、木に上昇し、火、水、金に下落する傾向がある

木曜日は下落しにくい特徴がある。

曜日による値幅の傾向はあまり見られない。

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