【警告】暴走する銀価格、それは「破滅的なクラッシュ」の前兆か

Last Updated on 2025年12月20日 by ぷーやん

現在、マーケットでは銀(シルバー)の価格が金の価格をはるかに凌ぐ上昇率で爆上げしている。

この異常事態を単なる強気相場と片付けるのはあまりに危険だ。歴史を振り返れば、銀がここまで異常な騰貴を見せる年に、ろくなことは起きていない 。

1980年「ハント兄弟」の野望と破滅

銀相場の歴史において、最も強烈なエピソードは1980年の「ハント兄弟」による買い占め事件だろう。

石油王の子息であったハント兄弟は、インフレヘッジを名目に世界の銀の半分を支配しようと試みた。

彼らの強引なつり上げにより、銀価格はわずか1年で数倍に跳ね上がったが、当局の規制導入と同時に相場は崩壊した。

結果、兄弟は破産に追い込まれ、市場は未曾有の混乱に陥った。銀は実需がある一方で、一度投機の対象となれば「ウィドウメーカー(未亡人製造機)」と化し、関わった者をことごとく破滅させる牙を持っている。

歴史が物語る「不吉なサイン」

銀がこれほどの高騰を見せたのは、過去に2回しかない。1970年代の石油ショックに伴うインフレ時、そして2008年のリーマンショックの最中だ。

つまり、銀の暴騰は常に甚大なマーケット・クラッシュの前触れであったといえる。

今回の銀価格の上昇は、かつての石油危機や金融危機の「再来」を予感させる不気味な動きである 。

トランプ関税の影と「バスを待てない」投資家たち

今回の高騰の裏には、トランプ米大統領が銀に対しても関税を課すのではないかという噂が流れている。

関税によるコスト増を見越した「抜け目のない投資家」たちの買い占めが、価格を不自然に押し上げている現状がある。

さらに不気味なのは、この上昇を見て「バスに乗り遅れるな」と焦った投資家たちが、恐怖心から一斉に買い向かっている点だ。

実需に基づかない、こうした「強欲」と「恐怖」が入り混じった価格形成は、極めて不安定な砂上の楼閣に過ぎない。

銀が下がり出す時、本当の「不吉」が始まる

銀は今や、インフレや不確実性に対する「新たな金」としての地位を確立しようとしているかのようだ 。

しかし、ドイツ財務省が銀の高騰によって記念硬貨の発行を中止せざるを得なくなった事実は、この価格がすでに経済的な合理性を失っていることを端的に示している。

金とは異なり、どこか粘りつくような「不気味さ」を漂わせる銀の独歩高。

銀の価格が反転し、下落し始めた瞬間こそが、マーケット全体に深刻な異変が起こるシグナルとなるだろう。

投資家は今、浮かれることなく、この「不吉な予兆」を注視すべきだ。


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