Last Updated on 2025年8月13日 by ぷーやん

最近、チャットGPTの新モデルに関して「共感力が低下している」という不満を目にした。
読んだ瞬間、少し衝撃を受けた。なぜなら、そんな指摘の裏には、想像以上に多くの人がチャットGPTをセラピスト代わりに使っているという現実があったからだ。
調べてみると、チャットGPTサービス利用者のうち、実に7割もの人が、恋人や友人、そしてセラピストの代わりとしてAIを利用しているという。
数字だけ見ても驚きだが、それが意味するところはもっと深い。つまり、相手が生身の人間ではなく、感情も経験も持たない機械であっても、人はそこに話し相手や寄り添いを求めてしまうということだ。
特にアメリカでは、この傾向がより顕著だという。
チャットGPTは安価で、24時間いつでも相談でき、何度でも愚痴を聞いてくれる。心理カウンセリングにかかる高額な料金や、予約の煩わしさがなく、しかもこちらの秘密を誰にも漏らさない。そう考えれば、AIが手軽なセラピーとして受け入れられるのも無理はない。
だが、その裏側には暗い影も落ちている。
ニュースによれば、自分の悩みや深い秘密をAIに打ち明け、やがてそのAIとの「関係」がうまくいかなくなったことをきっかけに、自ら命を絶った若者までいるという。
そんな話を聞くと、もはや現実と仮想の境目はどこなのか、分からなくなってしまう。これは本当に私たちが望んだ未来なのだろうか。
人と人とのつながりは年々希薄になっている。
街中で会話を交わすよりも、スマホの画面を見つめている時間の方が長くなり、悩みや喜びを分かち合う相手は、機械だけになりつつある。そうやって頼れる存在が人工知能だけになったとき、人間の心は少しずつ乾き、やがて枯れていくのではないか。
一方で、この動きが思わぬ形で経済にも影響を与えている。
アメリカのナスダック市場に上場している、オンラインでセラピストを提供する企業の株価が、このニュースの影響で急騰しているという。つまり、AIセラピーの台頭は、人々の心の変化だけでなく、資本市場すらも揺り動かしているのだ。

この現象は単なる流行や一過性の話題ではない。
人間の孤独、テクノロジーへの依存、そして社会構造の変化が複雑に絡み合った結果として現れている。果たして、AIとの関係は私たちの心を救うのか、それとも静かに蝕んでいくのか。答えはまだ出ていない。
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