【勉強会】日経VI指数を使ったスイングモデル

Last Updated on 2023年3月30日 by ぷーやん

相場が低いボラティリティに遭遇した時の有効な対策として、日経VI指数をフィルターに使ったデイトレモデルの改訂版をご紹介した。
【勉強会】日経VI指数を使ったデイトレモデル

今回は、この日経VI指数をスイングモデルにも応用した検証を行った結果、大きな効果があったので、改めて新バージョンとしてご案内しようと思う。
日経VIとは

スイングモデルは今年に入ってからのボラティリティの低下や、日足で上下に大きなヒゲを付ける値動きが続いたせいもあり、2月は大きなマイナスを計上した。

しかしその後ボラティリティが上昇し、現在はほぼドローダウンが回復してきたので一安心と言ったところだが、たまに来る大きな負けを避ける為にいろいろと試行錯誤していると、デイトレモデルと同様に、やはり日経VI指数をフィルタに使うことで、大きくリスク回避できるという結論に至った。

トレンドフォローモデルは相場のボラティリティが命だが、過去のボラティリティを見てみると、2017年と2019年(丸印で囲ったところ)は他の年に比べて、日経VIが20以下(緑の破線)で推移している期間が長い。


2017年と2019年は日経VIが20を割り込む日が多く、年間を通じて低いボラティリティで推移していたのがわかる。

日経VIが20を割り込むと必ず成績が悪くなるわけではなく、瞬間的に20を割り込んでも、その直後にボラティリティが高くなる局面では、あまり問題にならないが、一番やっかいなのは、ダラダラとボラティリティが低くなっていくパターンである。

特にボラティリティが低い相場が続いた2017年のパフォーマンスは低くなっており、こういう年に遭遇した場合は、運用していてもかなりフラストレーションが溜まるだろう。

今年の2023年も3月現在の時点では徐々にボラティリティが上昇しVIが20を超えてきたが、今後再びVIが20を割り込み、ボラティリティが低いまま推移することも十分考えられる。

そこでスイングモデルの新バージョンでは、低ボラティリティの対策をメインに、更に精度の高いエントリーを可能にするフィルターをいくつか実装している。

フィルターの過度な調整は、過剰な最適化を生むので注意が必要だが、明らかにフィルターを入れた方が効果が大きいと思われる場合は極めて効果的だ。

下のグラフは現行モデルで全ての売買サインでエントリーした場合の損益カーブだが、当然これだけでも十分にエッジがある素晴らしいモデルであることは間違いない。(2012年~2023年3月現在)

次に前日の「ボラティリティが大きい時と小さい時」にエントリーした場合の損益カーブの比較を見てみよう


オレンジが前日のボラティリティが小さい時で、ブルーが前日のボラティリティが大きい時。

上のグラフを見ても明らかなように、エントリーするのは、前日のボラティリティが小さい時(オレンジ)に仕掛ける方がパフォーマンスが良く、前日のボラティリティが大きい時(ブルー)に仕掛けるとパフォーマンスが大きく低下している事がわかるだろう。


こうした傾向から、前日のボラティリティが大きい時にはノートレにするフィルタを入れて、ブラッシュアップしたモデルを公開したが、あいにく直近の値動きにおいては、フィルターによる影響が悪い方向に出て(オレンジラインの赤マル印のところ)一時的にパフォーマンスが低下してしまう。

直近ではボラが低い時のブルーラインの方が損益カーブが上昇している。(ブルーラインの赤マル印)

こうした現象はあくまでも一時的なものだと考えているが、「ボラティリティが大きい、小さい」というところの判断が、前回のブラッシュアップモデルではかなりタイトな設定にした影響もあり、過度にフィルターを掛け過ぎていた傾向もあったようだ。

そこで今回はボラティリティの大きさの判定をもう少し広げるという対策も施した結果、過度にフィルターを掛けた悪影響が大幅に緩和された。


更に日経平均VIを使った検証では、ボラティリティの値動きを以下の3通りのパターンで検証してみた。


グレーとオレンジの2つの右肩上がりのラインは問題ないが、損益が右肩下がりの一番下に位置するブルーのラインは明らかに傾向が違っている。

トレンドフォローモデルにおいては、青の条件でエントリーすると、損失がどんどん膨らんでしまうので、この条件下においては当然ノートレになる。

トレンドフォローのモデルに逆張りを追加

基本的なモデルはトレンドフォローなので、逆張りの条件であえてエントリーする必要はないかもしれないが、オプションとして、逆張りのエントリーも選択できるようにしている。

ボラティリティの値動きよっては、トレンドフォローの売買サインが逆に絶好の逆張りポイントだったりする。

例えば、前日のボラティリティが高い場合にトレンドフォローのエントリーサインに従った場合、下のグラフの様に右肩下がりの損益カーブになる。


次にこの右肩下がりの青のラインに、更に3つのボラティリティの条件を当てはめた場合、以下のようなグラフになる。

すると、更に青のラインと、他のラインとで違う傾向が見られる。

そしてブルーの条件を除外し、グレーとオレンジのラインを集計すると以下のグラフになる。


つまり、トレンドフォローのサインでも、ボラティリティの条件によっては、逆張りにした方が有利になる条件が現れる

以上のような条件でフィルタを設定した場合の、改訂版の最終的なパフォーマンスは以下のようになる。

スイングモデル・改訂版のパフォーマンス(2012年~2023年3月現在)


従来のモデルと比較した成績

「損益、勝率、シャープレシオ、最大ドローダウン、期待値」、全てにおいてパフォーマンスが大きく向上している。


年間損益比較

2017年、2023年(3月現在)のボラティティが特に低い年も、損益が大きく増加している


損益カーブ(2012年~2023年3月現在)

現行モデルと比較した場合、極めて大きな効果が表れている。

損益 360万→560万(+1.5倍)
勝率 51%→56%(+5%)
期待値 1460円→3700円(+2.5倍)
最大ドローダウン 26万→16万(-40%)

単利で155%のパフォーマンス

改訂版は年平均+466,000円で、ミニ1枚あたり証拠金14万円(2023年3月現在)+MDD(最大ドローダウン)16万円 =30万円を軍資金とした場合、平均年率は単利で+155%とかなり高いパフォーマンスになっている。

シャープレシオは0.18と極めて安定しているので、Pの公式を使った複利運用でもリスクを抑えてハイリターンも期待できる。

Pの公式(複利運用)を使ったシュミレーション(2012年~2023年3月現在)
スタート資金 25万円 → 19億5,126万円


【勉強会】日経VI指数を使ったスイングモデルのバージョンアップ版のご案内

225先物スイングモデルのバージョンアップ版の勉強会です。

ボラティリティを考慮し、膨大なあらゆるパターンを再検証し、更にパワーアップしたバージョンアップ版です。

基本的なロジックは、スイング+デイモデルになります。

このモデルに日経平均VI指数という極めて信頼性の高い指数を先行指数とし、高確率のタイミングに絞り込み、安定性と収益性を飛躍的に向上させたトレードモデルをご紹介します。

更に「Pの公式」で複利運用することで高いリターンが期待できます。

30万円程度から運用可能です。

日経平均株価の将来1か月間の変動の大きさ(ボラティリティ)を参考に相場の値動きを判断し、16:30に新規注文を入れ、翌日の15:15分の引けで決済します。

勉強会の内容

  • 日経VI指数の使い方
  • エントリーロジック
  • Pの公式を使った複利運用の設定方法

資料

お申込み後に以下の資料をお送りします。

  • 運用モデルのエビデンス資料(エクセル)
  • 発注用サインファイル(エクセル)
  • 複利運用ファイル・Pの公式簡易版(エクセル)
  • ロジック説明ファイル(PDF)
  • 売買方法説明(PDF)
  • 解説動画(Youtube)

※マイクロソフトのエクセルが必要です。
※自動売買の設定はありません


注文の流れ

225先物の日通しの4本値(前日16:30~15:15時点)を入力する。

日中取引終了後(15:15)、日経VI指数をチェックし、エクセルのサインファイルにVI指数を入力する。

16:30のイブニングセッションの始値をエクセルに入力し、エクセルの売買サインに従って新規注文とロスカット注文を入れる。

翌日大引け(15:15)で引け成り決済する。

※自動売買の設定はありません


メリット

  • 日経平均VI指数という極めて信頼性の高い指数を基に、収益のブレが小さいトレードモデルで運用できる
  • トレンドフォローモデルだが、逆張りがチャンスの機会も提供している
  • リスクが小さいので、複利運用で爆発的に資金が増える可能性がある


デメリット

  • 安定性重視と高確率のタイミングに絞り込んでいる為に取引回数は少ない。(トレード率55%)
  • 寄付き16:30に始値及び日経VI指数を確認して注文を入れる必要があり、夕方の時間が拘束される。

特典

爆発的に資金を増やす資金管理手法である「Pの公式」の簡易版を差し上げます。

価格

200,000円(3月29日までお申込み場合、特別価格150,000円)
※スイング+デイモデルをご購入の方は、特別価格75,000円

お申込みはこちらから

スイング+デイモデルをご購入の方は、題名「スイングモデル・バージョンアップ版希望」と書いてこちらよりお申込みください。折り返しご連絡します。

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不定期で資産運用の勉強会を開催しています。

株、ETF、先物、FX等、ジャンルに関わらず、収益機会があればどんな金融商品にも積極的に投資を行い、相場をATMにすることを目的とします。

安定的に最高のパフォーマンスを継続させるには、運用モデルの開発やブラッシュアップを絶えず行う必要があり、新しいアイデアや運用モデル、マーケット情報を勉強会のメンバーと共有します。

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