半年後を予想するよりも1週間後を予想する方が遥かに当たる

Last Updated on 2023年5月8日 by ぷーやん

相変わらずネットやテレビなどのメディアでは、専門家と称する人達の、政治、経済、社会に関する予想が盛んだ。

著名なジャーナリスト、学界の重鎮、国家指導者の顧問といった人たちである。

有名な心理学者のフィリップ・テトロックは、こうした300人近い専門家を対象に、彼らの政治、経済、社会に対する予測が的中したかどうかを調べた。

調査期間は20年にわたり、その結果、これらの立派な専門家たちの予測は、まったく期待外れであることが判明する。

平均的な専門家の予想的中率は、ダーツ投げをするチンパンジーとだいたい同じだったという。

専門家と称するエライ風に見える人達は、見事な解説をしてくれる。

状況を分析し、今後はこうなると説明力たっぷりに予測し、素人が違う意見を言うようなものなら、自信満々で論破する。

この衝撃的な調査は、特定の出来事に関する長期予想はまず不可能であることを示唆している。

一方、おおむね1年以内の短期な予測の精度調査では、短期的な予測は困難ではあるものの不可能ではないことが確かめられた。

短期的な予測においては、ほぼ常に専門家よりも正しい予測をするスーパースターがわずかながら存在することもわかった。

つまり遠い将来を予測するほど不確実性が高まり、近い将来の予想はある程度予測は可能だという結論に至ったのである。

これを将来の株価予想に当てはめてみよう。

半年後に日産自動車の株が上がるか下がるかの予想はかなり難しいが、1週間後の日産自動車の株の予想はある程度可能になるということである。

株価には金利や景気、政治、その他のファンダメンタルの要素が複雑に絡み合い、どの特徴量を使っても、長期予想は不可能だが、目先の値動きを追いかけることで、1週間後の株価予想なら十分可能だということになる。

もちろん100%の確率で1週間後の株価を予想できるということではないが、同じパターンを繰り返すことで、相場で儲けることは十分可能になる。

相場の上下の波に乗り、ロングとショートを繰り返すドテンモデルも、おおよそ1週間程度のスパンでの株価を予想するモデルであり、専門家のセンセイたちに教わらなくても、単純に目先の値動きを追いかけることで、利益を上げることができるのである。

【勉強会】ロングとショートを繰り返すドテンモデル

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