Last Updated on 2023年8月2日 by ぷーやん
スイスフランが円に対して大変なことになっている。
2016年に1フラン100円だったレートが今や1フラン163円まで上昇し、上昇率はなんと+63％にもなっている。
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テレビでインバウンドの番組が放送される時に気が付いたのは、街頭インタビューを受けるガイジンの中で、やけにスイス人が多かったことだ。
今、日本だけが金融緩和を継続中で金利はほぼゼロの国になっている。
世界の中央銀行を見渡しても、ゼロ金利などやっている国はどこもなく、インフレを抑え込むためにどの国もガンガン金利を上げている。
その中でも特にスイスは、政策金利からインフレ率を差し引いた「実質金利」が、世界で唯一プラスの国である。
通貨の価値は、その国の実質金利を比較するのが一番簡単で、実質金利が高いほど、その国の通貨の価値は高くなる。
日本はインフレがどんどん進んでいるにも関わらず、金利はほぼゼロのまま放置されているので、実質金利を比べたら、スイスとの差はがんがんと開きっぱなしになっている状態。
スイス円が爆上げするのは、経済原理から言えば当たり前のことなのだ。
今朝の日経新聞の記事
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円が強かったころは、日本人は東南アジアの海外旅行で豪遊できたものだが、今のスイス人は同じように日本で豪遊しているのである。
今、日本のモノを大量にスイスに売れば、どれも激安でガンガン売れることは間違いない。
コーヒーや食品で有名な「ネスレ」はスイスの会社だが、日本で売っているキットカットとスイスで売っているキットカットを比べてみればよい。
これからは為替レートに常に目を配り、タイミングを見計らってダイナミックに商品を素早く販売するのがビジネスチャンスになる。
高価な日本ブランドが安く手に入るなら、誰でも欲しがるはず。
できるだけニッチな分野を狙い、為替レートを見ながら、素早く売りさばくのが成功の秘訣だと思う。
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