Last Updated on 2019年10月19日 by ぷーやん
実践で使えるトレードの売買ルールは極めて単純
「相場の分析」と聞くと、初心者にはとても難しそうなイメージがある。
未来の相場の動きを知る為には、複数のファクターを分析する必要があると誰もが考える。
しかし実際にやってみるとわかるが、実践で使えるトレードの売買ルールは極めて単純なものが多い。
昨日相場が上がったから今日は下がるとか、月曜日に上昇したら翌日も上がるとか、いわゆるアノマリー的なものであるが、これが意外に良く当たるのだ。
アノマリーとは、一般的な相場の理論では説明することができないが、実際に頻繁に表れるマーケットの規則性のことをいう。
経済学者やアナリスト達は、小難しい金融用語を並べ立て、いかにも自分たちは高度な分析をしているかと言わんばかりの論調で、ゴニョゴニョとマーケット予想を並べ立てるが、残念ながら未だかつて継続して予想できた人は誰もいない。
相場のアノマリーなどそこら辺にいくらでも転がっている
そんなエライ人達のゴニョゴニョ言う当てにならないマーケット予想を聞いて、株で丁半博打を打つなら、自分で簡単な相場分析をして満足できる結果が出れば、それに従って丁半博打を打つ方が、勝っても負けてもよっぽど納得できるのではないだろうか。
相場のアノマリーなどそこら辺にいくらでも転がっているので、エクセルを使えば初心者でも簡単にアノマリーを見つけることができる。
特に株や先物などはアノマリーの宝庫なので、検証すればするほど宝の山がいくらでも見つけることができる。
「エクセルはちょっと...」というあなたでも、小学生程度の四則演算ができれば、簡単な分析なら十分だ。
例えば日経平均株価の相場のアノマリーを調べるとしよう。
1日の値動きを分析する方法として、曜日の特性を使ったアノマリーを調べるとする。
これは過去10年間の日経平均株価の1日の値動きの傾向だ。
↓
ご覧の様に見事な右肩下がりで、日中は圧倒的に下がる傾向があることがわかる。
これに前日の値動きのフィルターを入れてみる。
前日の値動きが下落した場合、翌日はどうなるか?
↓
全体的に下がっていたのが、「前日下落」というフィルターを入れることで、値動きが一転して逆になった。
更に曜日のアノマリーを追加してみよう。
前日下落した翌営業日が木曜日の場合
↓
更に上昇する傾向が強くなった。
そして今度は曜日を変えて、「前日下落した翌営業日が月曜日」という条件にすると
あれれ、今度は全く逆のパターンになった。
月曜日の前日は日曜日でマーケットは休場なので、この場合の前日とは通常金曜日の値動きになる。
つまり週末の金曜日に下落した相場は、月曜日にもそのまま引き継がれる傾向が強いということになる。
たった2つのフィルタで、多くのアノマリーを簡単に見つけることができる
ここで使ったフィルターは、「前日の値動き」と「曜日」という2つのフィルタ。
たった2つのフィルタを入れるだけで、多くのアノマリーを簡単に見つけることができる。
ここでは日経平均株価を例に取ったが、FX、先物や個別株などなんでも横展開できるので、自分が取引したい銘柄をそのまま当てはめれば宝の山がいくらでも見つけることができるだろう。
こんな風に自分でも分析したいという興味のある方で、エクセルは全く未経験の方を対象に、「誰でも簡単にできるエクセルを使ったマーケット分析の勉強会」を以下の日程で開催します。
ご興味のある方は是非ご参加ください。
誰でも簡単にできるエクセルを使ったマーケット分析の勉強会
内容
●簡単な関数の説明
●曜日を使った分析
●営業日を使った分析
●値動きを使った分析
●出来高を使った分析
●高値・安値を使った分析
●ギャップを使った分析
●移動平均を使った分析
●複数のフィルターの組み合わせによる分析
●データの取得方法
●他のマーケットへの応用
日時 10月12日(土曜) 13時30分~16時30分
場所 大宮ソニックシティ 801会議室
定員 5名限定
費用 50,000円(税込)
締め切り 9月25日
当日はノートPCをご持参ください
※会場に来れない方はセミナー収録した動画を配布します
お申し込みはこちら
↓