「自分で稼ぐ」思考が必要な時代

Last Updated on 2023年6月13日 by ぷーやん

初めまして、ぷーやんです。

このブログは、相場について、資産運用について、僕が考えていることや実践したことなどを少しずつまとめている場所です。

一昔前まで、「日本人は貯金ばかりして、お金の運用が下手くそだ」などと、海外の投資家などからしばしば笑われてきました。

しかし、現代は真面目に会社勤めをしていれば、誰もがそこそこ中流の生活ができる、という時代では、もはやありません。

だからこそ、これを読んでいただいているみなさんも、相場や資産運用と言った言葉に興味を感じられたのではないでしょうか。

これからは「会社から給料をもらう」のではなく「自分で稼ぐ」という思考を持たなければ生きていけない時代と言って良いでしょう。

昨今では多くの方が、「お金に働いてもらう」資産運用の重要性に気づき始めています。

とは言え、「相場」という言葉には、何やら怪しげな賭博場のような匂いを感じる方も多いかと思います。

FX、株、先物...相場とは無縁の世界で暮らしてきた方にとっては、なんだか胡散臭いものに映るのかもしれません。

こうしたイメージには、ごく最近まで、日本では相場でお金を運用する、ということが身近ではなかったということも関係しているでしょう。

ところが、実は日本はかつて金融先進国だった時代があるのです。

江戸時代の武士は給料を米でもらっていたので、米というのは貨幣の代替物で、米の価格や収穫量はとても重要な情報でした。

「米が不足すれば、値段が上がる」という基本的な仕組みは分かっていたので、大坂に米商人が集まり、米の売買が始まり、それが「堂島米市場」に発展していきました。

こうして、米の先物市場は世界に先駆けて大坂で生まれました。江戸時代の日本は金融先進国だったのです。もちろん「堂島米市場」は、その後の日本の経済発展にとてつもなく大きな影響を与えました。

 とはいえ、当然のことながら、資産運用は素人が付け焼刃の知識で行っても、簡単にお金を増やせるほど甘い世界ではありません。

ならば金融のプロに運用を任せるという考えもありますが、彼らは「運用のプロ」ではなく、あなたにさまざまな金融商品を買わせる「販売のプロ」だというのは、少しでもこうした金融商品を買わされた人なら誰でも痛感しています。

プロにお金を運用してもらった人で、実際にお金が増えた人というのはほとんどいません。

プロと言われる人たちでも、相場を相手にお金を増やすということはとても難しいことなのです。

相場は学問ではなく経験からしか学べません。

相場に払う授業料はとてつもなく高いものになり、ほとんどの人は多額の授業料だけ払わされて、肝心の運用資金を飛ばしてしまうのです。

相場を知らない方のほとんどが勘違いされていることですが、相場とはカオス(混沌)であって、その中で100%勝ち続けることはまずもって不可能です。そして同時に、100%の勝利を続ける必要もありません。

ごくわかりやすく言ってしまえば、100回のトレードのうち、51回勝てれば(実際はもう少し上の勝率を目指しますが)トータルでは「勝ち」です。あとはトレードの回数自体を500回、1,000回と重ねて、「勝ち」の厚みを増せばよいだけ。

ランダムな相場では圧倒的な勝率のトレードなど不可能で、実際には50%より少し高い勝率であれば、あとはそれを継続させていくことの方が極めて重要なのです。

ビジネスと同じで、「継続は力なり」です。

僕がそれを達成するために行なっているのがアクティブ運用で、具体的には「システムトレード」という仕組みです。

馴染みのない言葉だと思いますが、簡単に言えば過去の様々なマーケットの値動きを分析して、有効な売買ルールを作ってシステム化し、後はそのシステムに従って淡々とトレードするやり方です。

一度、売買ルールを確立してしまえば、後はシステムから出たサインに従って出勤前に証券会社へ毎日注文を繰り返すだけです。

相場で勝つには、むしろできるだけ相場から遠ざかる方がよく、ポジションを持っているのを忘れるくらいでいいのです。

相場で負ける人は、ほとんどこれと反対の事をやってしまいます。

日中は自分のポジションがどうなっているのか気になり、いつもスマホ画面を見ては喜んだり青ざめたり。負けた瞬間、そのことに耐えられなくなって相場を辞めてしまうのです。

繰り返しになりますが、相場はランダムな生き物であり、100%勝つことなどあり得ないのです。

「システムトレード」は、相場から人間的な感情を切り離し、合理的な51%の勝利を積み重ね続けていくことを目的としています。

正しい努力の継続こそがビジネスでの成功をもたらすように、正しいアプローチを継続することを習慣にしてしまえば、相場で成功することも必然になります。

一つの決断では人は変えられませんが、継続した習慣は世界すら変えることが可能です。

食後のコーヒーのように、就寝前の歯磨きのように、トレードを習慣化してしまうこと。それがシステムトレードの強みであり、相場を「僕のATM」することができた理由なのです。

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