Last Updated on 2023年8月14日 by ぷーやん

ドル円が145円に突入し、前回の日銀の介入レベルに到達した。

日銀の介入パターンは概ね同じで、「やるぞ、やるぞ」と口先介入を数回繰り返した後、マーケットの流動性が薄くなるタイミングで仕掛けるパターンが多い。
今回も同様に、まずはマーケットを牽制するために、「やるぞ、やるぞ」とアナウンスし、それでも効果が無さそうなら介入するというパターンになりそうだ。
ただ円高介入と違い、円安介入は、虎の子のドルを売って円を買わないといけないので、確実に外貨が減ってしまう。
ある経済学者が、過去の全ての日銀の介入を分析し、その効果を調べたところ、1兆円で1円程度のレートを動かすという。
しかしその効果は長続きせずに、ほとんどのパターンで元のレートに戻るという結果になっている。
前回の2022年9月の日銀の介入規模は6.3兆円で、介入時に146円だったレートを、瞬間で140円まで動かした。
「1兆円で1円動かす」という分析通り、約6円程度レートを円高方向へ動かしたことになるが、その後長続きせず、一気にレートは戻され、さらには152円まで円安に持っていかれた。
仮に今回もし介入が行われるなら、どの程度の介入規模になるだろうか?
「円を刷ってドルを買う介入」なら無制限にできるが、「持っているドルを売って円を買う介入」なので、自ずと介入規模には限界がある。
仮に今回の介入規模が、前回と同規模の6兆円程度だとすると、1兆円で1円ドルを押し下げるので、6円程度ドルが押されたタイミングで、ドル買いをすることで、大きなリバウンドが狙える可能性がある。
それも巻き戻しのスピードは凄まじく早いので、一気に勝負がつくだろう。
介入の効果は、過去ほとんど意味のない事が証明されているが、それでもやらなければマーケットに舐められてしまうのだろう。
「行っても地獄、行かなくても地獄」とはまさにこの事なのか・・
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