中国が日本の水産物を禁輸。中国で展開する回転寿司銘柄のアービトラージ戦略を考える

Last Updated on 2023年8月26日 by ぷーやん

福島原発の処理水放出を決定したことで、中国が日本の水産物を禁輸する対抗処置を行った。

「けしからん」と外交ルートを通じて岸田総理は文句を言ったらしいが、駐日中国大使を呼び付けることなく、おそらく電話でごにょごにょ言っただけだろう。

いっその事、腰の引けた外務省の幹部の代わりを山口組からスカウトした方がいいのではないだろうか・・・

それはそれとして、トレーダーとしてこの報道を見ると、当然、株式市場で儲けるきっかけを考えるのは当然だ。

中国が日本の水産物を禁輸することで、大きなとばっちりを受けそうな日本の会社は、中国で展開している回転寿司チェーンを真っ先に思い浮かべる。

最大手のスシロー、はま寿司、くら寿司など・・

早くから中国でチェーン展開しているのが、スシローで、最後発はくら寿司だ。

ということは、中国による日本の水産物禁輸で業績に大きなマイナスの影響を受けそうなのが、中国で店舗が多い「スシロー」で、逆に最後発で店舗がまだ少ない「くら寿司」は、スシローほどマイナスの影響は受けないと思われる。

とすれば、トレーダーが考えるトレード戦略は、この2社のアービトラージ戦略だ。

アービトラージとは、割安を買い、割高を空売りする戦略。

業績が悪くなり株価が大きく下落すると思われるスシローを空売りし、くら寿司を買うという戦略だ。

ちなみに今日のスシロー(FOOD&LIFE)の寄り付きは2440円で、くら寿司は3080円。

この乖離が今後どの程度まで広がるのか、興味のある人は監視してみるといいかもしれない。

下のグラフは、スシローとくら寿司の価格差の推移を表したもの

概ね上下2%の範囲で推移している

このグラフからは、価格差が上限の2%に達したら、「スシロー空売り、くら寿司買い」、下限の-2%に達したら「スシロー買い、くら寿司空売り」のポジションを取れば良さそうだ。

相関の強い銘柄ペアだと、価格差がある一定のレンジで推移しているので、エントリポイントがはっきりしてる。

その他のセクター内でもこうした銘柄ペアは沢山見つかると思うので、研究してみよう。

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